毎年5月4日、滋賀県高島市の大荒比古神社で例祭『七川祭』(しちかわまつり)が齋行されます。滋賀県の無形文化財に指定される「奴振り」(奴姿の若者が的を片手でもって練り歩く「的練り」、酒樽を肩に担いで踊る「樽振り」)、そして馬場を勢いよく駆け上がり3旗の的を射抜く「流鏑馬」(やぶさめ)などが行なわれます。
近江の国主、佐々木一族の歴史を今に伝える祭礼
『七川祭』は、湖西随一の馬祭りでその歴史は古く、鎌倉時代に近江守護の佐々木高信(ささきたかのぶ)が佐々木氏の祖神を勧請して大荒比古神社に合祀。
出陣の際には戦勝祈願をし、凱旋(がいせん)したときには御礼として12頭の流鏑馬(やぶさめ)と12基の的を神前に奉納したのが始まり。
旧8ヶ村(新旭町の井ノ口、安養寺、川原市、北畑、新庄、平井、堀川、安曇川町の十八川)の氏子が毎年順番に渡し番を務め、奴振りは、大名行列の模倣で奴の振りを演じるもの。
ちなみに大荒比古神社(おおあらひこじんじゃ)は、南北朝時代から室町時代にかけて、近江の国主、佐々木一族(佐々木源氏)の絶大な崇敬を受けた社です。
大荒比古神社『七川祭』|高島市 | |
開催日時 | 毎年5月4日 |
所在地 | 滋賀県高島市新旭町安井川844 |
場所 | 大荒比古神社 |
関連HP | 高島市公式ホームページ |
電車・バスで | JR新旭駅から西循環線バスで井ノ口下車、徒歩10分 |
ドライブで | 名神高速道路京都東ICから約50km。米原ICから約60km |
駐車場 | 臨時駐車場を開設予定 |
問い合わせ | 大荒比古神社 TEL:0740-25-5000 |
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