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下田太鼓祭り(下田八幡神社例大祭)|2024

2024年8月14日(水)〜8月15日(木)、静岡県下田市で『下田太鼓祭り(下田八幡神社例大祭)が開催。下田旧町内の総鎮守社・下田八幡神社の例大祭。神輿(みこし)・供奉道具・太鼓台が神社から氏子町内へと繰り出し、笛や三味線を奏で、太鼓を打ち鳴らしながら一日中通りを練り歩きます。

大坂夏の陣に大勝した徳川軍の陣太鼓を真似て創始

江戸時代第2代下田奉行・今村正長(いまむらまさなが=三河以来の徳川家の旗本、伝四郎とも)が創始した祭りのスタイルで、元和元年(1615年)、大御神輿、供奉道具、太鼓台が坂夏の陣に大勝した徳川軍が大坂城入城の際、徳川の威厳を示し、志気を鼓舞して堂々と入城した陣太鼓を真似たものとか。

下田八幡神社から稲生沢川、平滑川にかけての市街地(下田旧町内)が巡行エリアで、御神輿、供奉道具、太鼓台が笛や三味線、太鼓を鳴らしながら練り歩きます。
榊(さかき)、四神、矛などの飾りをつけた「御道具」(供奉道具)といわれる小神輿を綱で繋ぎ、両側から若い衆が総出で担ぎ上げ、その勢いで弧を描かせて橋を作るのが「供奉道具太鼓橋」(各道具をつなぎ合わせ両端から一気に押し、アーチ状に高く上げて橋を形成)。

2024年は、8月14日は3回、8月15日は9回、町内各所にてこの太鼓橋がつくられます。
これが見どころのひとつでシャッターチャンス。

太鼓揃い打ちは両日とも3回。
8月14日は20:00〜納涼花火大会。

今村正長(今村伝四郎)の父・今村重長は長篠の戦いで武勲を上げた家康配下の武将。
関ヶ原の合戦以降、徳川秀忠の配下のとなり、大坂夏の陣でも活躍。

その子・今村正長は下田奉行となり、寛永12年(1635年)には了仙寺を創建、寛永20年(1643年)、武ヶ浜に、高さ3m、長さ540mもの防波堤を築くという大工事を行なっています(武山の権現神社の境内に顕彰した碑が立っています)。

下田にとってはまさに恩人です。

下田太鼓祭り(下田八幡神社例大祭)|2024
開催日2024年8月14日(水)〜8月15日(木)/毎年8月14日〜8月15日
所在地静岡県下田市1-18-38
場所下田八幡神社、旧町内
関連HP下田八幡神社例大祭公式ホームページ
電車・バスで伊豆急行線伊豆急下田駅から徒歩2分
ドライブで当日は交通規制が実施されるので注意を
駐車場なし
問い合わせ下田市観光協会 TEL:0558-22-1531/FAX:0558-22-1533
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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