2024年11月5日(火)=一の酉、11月17日(日)=二の酉、11月29日(金)=三の酉、東京都新宿区新宿5丁目の花園神社で『酉の市』(とりのいち)が行なわれます。例祭の『大酉祭』に熊手を売る露店が出店し、「関東三大酉の市」に数えられるほどの盛況です。例年、花園神社名物の見世物小屋の興行もあり、注目です。
『大酉祭』に熊手を売る露店が出店
前日が『大酉祭』前夜祭、当日が本祭で、昼頃から、靖国通り、花園神社境内にたくさんの露店が並び、師走を迎える新宿の街には欠かせない風物詩となっています。
酉の市は、武蔵国南足立郡花又村(現・東京都足立区花畑)にある大鷲神社で江戸時代に発祥し、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)で盛況となり、江戸時代の後期に江戸市中に広まりました。
花園神社の酉の市は、明治時代に創始されたものですが、新宿がもともと内藤新宿という宿場町で、さらに副都心的な機能を有して発展したことを受け、花園神社『酉の市』も盛大なものに。
1000灯以上という奉納の提灯も見どころで(提灯の灯りはパナソニックLED)、写真撮影スポットになっています。
花園神社名物の見世物小屋は、「日本最後の見世物小屋」の大寅興行社で、ドキュメンタリー映画『ニッポンの、みせものやさん』(平成24年公開)では花園神社での興行シーンなども出てきます。
「日本一高い、日本一うまい」のキャッチコピで知られる花園万頭も、例年『酉の市』期間中に新宿本店限定で「お酉様万頭」を販売(例年、早い時間帯に売り切れます)。
あまり知られていませんが、新宿では、十二社熊野神社でも『酉の市』が行なわれ、縁起物の熊手は社務所にて授与されます。
神職が手作りで奉製する熊手のため、数に限りがあるという超限定品(「幻の熊手」という人も)となっています。
また、成子天神社でも社務所で熊手、御朱印を授与しています。
ちなみに「関東三大酉の市」は、花園神社のほか、ルーツのひとつ鷲神社『浅草酉の市』(台東区)、大國魂神社『酉の市』(府中市)で、すべて東京都内なので、東京三大酉の市とも言い換えることができます。
花園神社『酉の市』|2024 | |
開催日時 | 2024年11月5日(火)=一の酉、11月17日(日)=二の酉、11月29日(金)=三の酉 |
所在地 | 東京都新宿区新宿5-17-3 |
場所 | 花園神社 |
関連HP | 花園神社公式ホームページ |
電車・バスで | 東京メトロ・都営地下鉄新宿三丁目駅から徒歩5分。JR・京王電鉄・小田急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄新宿駅から徒歩10分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 花園神社 TEL:03-3209-5265/FAX:03-3209-5645 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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