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第36回神明の花火大会|市川三郷町|2024

神明の花火大会

2024年8月7日(水)19:15~21:00、山梨県市川三郷町で『第36回神明の花火大会』が開催。市川は、江戸時代に常陸の水戸、三河の吉田(豊橋市)とともに、日本三大花火産地に数えられた地。『神明の花火大会』は、花火の産地の名に恥じない山梨県下一の規模を誇る花火大会で、花火の産地らしく毎年8月7日(花火の日)に実施。

毎年25万人もの人が感動する花火大会

1989年8月7日に市川三郷町ふるさと夏まつりとして第1回目が開催された『神明の花火大会』。
もともとは、平安時代末に京から来た紙漉き名人・甚左衛門の命日である旧暦の7月20日、神明社の祭礼として奉納花火を打ち上げたのが始まり。
江戸時代の元禄・享保年間(1688年~1736年)頃から盛んになり、江戸時代では、「常陸の水戸」「三河の吉田」(吉田神社の祗園祭で打ち上げ)とともに「甲斐の市川」が三大花火に数えられるほど、規模が大きなものだったとか。
その後、途絶しましたが、1989年8月7日に見事復活。

打ち上げ場所は三郡橋と富士川大橋の中間で、が観覧場所は三郡橋下流笛吹川河畔。
打ち上げられる花火は、2尺玉(500mまで上昇し、直径500mに開く)などなんと約2万発! 
特大スターマインや2尺玉が炸裂しますが、ストーリー性のあるプログラム構成が特徴です。
河畔1.5kmにわたりスピーカーを設置し、音楽に合わせて打上げるメロディ花火は、音楽と花火のハーモニーが感動的。
露店も80店ほど出店。
荒天の場合8月8日(木)、8月9日(金)に順延(雨天決行)。

戦国時代の狼煙がルーツ!? 市川三郷町の花火の歴史

市川の花火は武田氏の軍事用の狼煙(のろし)打ち上げから始まったという歴史あるもの。
戦国時代となり市川大門地区は武田氏の軍事用狼煙の生産地となり、甚左衛門がもたらした和紙の技術を花火生産に活かしたのです。

近代的な甲州花火の元祖といわれ、『神明の花火大会』でもおなじみの齊木煙火本店(明治34年創業)も市川三郷町に本社と工場を構えています。
その技術で全国にファンもいるマルゴー(昭和29年創業)も市川三郷町の花火メーカー。
そんな市川美郷町には「花火資料館」もあり、市川花火の歴史を展示解説しています。

第36回神明の花火大会|市川三郷町|2024
開催日時 2024年8月7日(水)19:15~21:00/荒天の場合8月8日(木)、8月9日(金)に順延(雨天決行)
所在地 山梨県西八代郡市川三郷町高田
場所 笛吹川河畔三郡橋下流
関連HP 神明の花火大会公式ホームページ
電車・バスで JR身延線市川大門駅から徒歩10分
ドライブで 中部横断自動車道増穂ICから3km、中央自動車道甲府南ICから10km
駐車場 臨時駐車場(4300台/無料)を利用
問い合わせ 市川三郷町ふるさと夏まつり実行委員会 TEL:055-272-1101
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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