厳冬期でも「天空の神社」に参拝できる場所があります。それが、リフトで到達できる車山山頂(長野県茅野市・諏訪市)の車山神社と、ロープウェイで箱根・駒ヶ岳山頂(神奈川県箱根町)へと上った「天空の社殿」箱根元宮です。毎年初詣を「天空の神社」で楽しむ常連も多いのだとか。ともに富士山を遥拝します。
車山神社|長野県
標高1924.7mの車山山頂に鎮座
所在地:長野県茅野市北山3413
創建:神社としては昭和初期にガボッチョ(踊場湿原東側のピーク)にスキー場が開設された際、霧ヶ峰の「天狗伝説」(天狗=テンゴン様)に基づく大山祇命(おおやまつみのみこと)を祀ったスキー神社の創建が前身
祭神:大山祇命(おおやまつみのみこと)と、建御名方命(たけみなかたのみこと)
内容:冬季は山腹が車山高原SKYPARKスキー場となり、シーズンインの前には車山神社で『安全祈願祭』も行なわれます
授与品、御朱印の受付(通年対応可能)は車山高原スカイパークスキー場内の「スカイシティ」のインフォメーション窓口となっているので、注意が必要
アプローチ:車山高原からスカイライナー、スカイパノラマで15分、さらに徒歩10分
備考:車山神社では、現在暮らしている地の氏神神社、出生の土地にある産土(うぶすな)神社とあわせて参拝し、「天」、「地」、「根」の3社参りを勧めています
箱根元宮|神奈川県
箱根カルデラの中央火口丘・駒ヶ岳(1356m)に鎮座
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
創建:原始崇拝に始まる神聖な地で、現在の社殿は、昭和39年、西武グループを創業した堤康次郎(つつみやすじろう/昭和39年4月26日没)の建立
祭神:瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の3神で総称して箱根大神
内容:駒ヶ岳山麓、芦ノ湖畔にある箱根神社の元宮という意味で、社殿前の馬降石(ばこうせき)、馬乗石は、神が降臨した地
アプローチ:箱根園から駒ヶ岳ロープウェーで山上へ、山頂駅から徒歩5分
備考:箱根の山岳信仰の源は、神山への信仰で、神山を仰ぐ駒ヶ岳の山頂は、磐境(いわさか=石などで囲まれた祭祀の場)として祭祀が行なわれていました
箱根神社では箱根元宮を奥宮とし、箱根神社と九頭龍神社(本宮または新宮)の2社参拝を「両社参り」、箱根元宮を加えた3社参拝を「三社参り」としています
冬こそ「天空の神社」に参拝しよう! | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag