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那久展望所(那久岬)

隠岐の島町の西海岸、中ノ島、西ノ島の島前を眺めるのが那久岬(なぐさき)。岬突端には白亜の那久岬灯台が建っていますが、岬の根元部分の標高70mほど高台に位置するのが那久展望所。島前を一望にし、夕日の名所となっているほか、灯籠(とうろう)のような旧那久埼灯台が保存されています。

夕日と島前一望の展望台

那久岬沖は古くから海上交通の要所。
神功皇后の三韓遠征(新羅侵攻)で朝鮮半島に渡る際にこの地で時化(しけ)にあい、風待し、凪(なぐ)という地名を付けたという伝説があります。
大軍が風待した湊は、大津久(隠岐の島町都万大津久)で、凪が那久に転訛したというのです。

灯籠のような灯台は、明治43年に地元漁民のが建設した代用灯台(救済灯)で、昭和初期まで島後水道を航行する船舶の安全を確保していました(隠岐諸島で初点灯の灯台は西郷岬灯台で、大正10年3月31日)。
西郷港に現存する廻船問屋などが寄進した石灯籠と同じタイプの灯籠で、昭和56年に現在地に移設復元しています。

一帯は那久岬園地として整備され、駐車場から岬の先端へと遊歩道がのびています。

那久展望所(那久岬)
名称 那久展望所(那久岬)/なぐてんぼうしょ(なぐさき)
所在地 島根県隠岐郡隠岐の島町那久
関連HP 隠岐ジオパーク推進機構公式ホームページ
電車・バスで 西郷港からタクシー、または、レンタカーで40分
ドライブで 西郷港から約22km
駐車場 8台/無料
問い合わせ 隠岐の島町観光協会 TEL:08512-2-0787/FAX:08512-2-3950
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会、隠岐の島町、島根県観光振興課

 

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