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金立神社上宮

佐賀市街の北にそびえる標高501.7mの金立山に鎮座するのが金立神社上宮。金立山は、秦の始皇帝の命を受けた徐福が不老不死の薬求めて辿り着いた霊山との伝承があります。祭神は保食神(うけもちのかみ)、岡象売命(みずはめのみこと)、秦の徐福。創建も孝霊天皇の時代(3世紀末)と伝えられています。

祭神に徐福も祀られ、徐福伝説を伝える古社

三角点のある金立山の山頂に鎮座するのが小さな祠(ほこら)ですが奥の院(神仏混淆時代の金立権現社奥の院、現在の奥宮)。
少し南に下った標高440mの位置に上宮があります。

金立神社上宮の背後には古代の祭祀遺構と推測できる巨岩がそそり立っています。
創建は明らかでありませんが、860(貞観2)年に従五位下を授けられたことが記録に残る古社。

藩政時代には雨乞いに霊験のある神として、佐賀藩主の尊崇を受けました。

金立山4合目には中宮もありましたが明治初年に焼失。
金立神社下宮(金立権現社跡)は、銚子塚古墳の北に鎮座し、「徐福上陸地」の石碑も立てられています。

ちなみに徐福が手に入れたとされる仙草はカンアオイだといわれ、金立地区では、クロフキ(黒蕗)、フロフキ(不老蕗)と呼ばれています。

ドライブの場合は金立山頂上までいったん車で上り、10分ほど南へ歩いて下ったところに上宮があります。
山麓の登山口から徒歩の場合には1時間ほど必要。

金立神社上宮
名称 金立神社上宮/きんりゅうじんじゃじょうぐう
所在地 佐賀県佐賀市金立町金立
関連HP 佐賀市公式ホーページ
ドライブで 長崎自動車道佐賀大和ICから約9.9km
駐車場 金立山山頂駐車場(無料)を利用
問い合わせ 佐賀市観光振興課 TEL:0952-40-7110
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

徐福長寿館

2017年10月17日

 

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