有明海の西岸、佐賀県太良町にある多良川の河口部から有明海に向かって海中に伸びる道路が太良海中道路。すぐ北側にある大魚神社の海中鳥居とともに不思議な景観を生み出しています。太良海中道路が不思議なのは、干潮時にのみ姿を表すこと。つまり、満潮とともに水没し、海の中に消えてしまいます。
有明海の干満差を利用した漁業用の道路
なぜこんな道路が生まれたのかといえば、「月の引力が見える町」とPRする太良町の潮の干満差は最大で6m。
干満の差が大きい有明海の特性を活かし、干潮時に船からの荷揚げを行なうための作業用道路なのです(太良町では海苔の養殖が盛んです)。
冬場の海苔の養殖時期になると、海中道路を利用しての板海苔の養殖作業が行なわれています。
太良町にはこうした海中道路が3ヶ所あります。
同じ有明海では、熊本県宇土市住吉町長部田にもやはり海苔養殖や採貝に使われる海中道路、長部田海床路(ながべたかいしょうろ)が築かれています。
太良海中道路 | |
名称 | 太良海中道路/たらかいちゅうどうろ |
所在地 | 佐賀県藤津郡太良町多良1874-9地先 |
関連HP | 太良町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR多良駅から徒歩10分 |
ドライブで | 長崎自動車道武雄北方ICから約29km |
問い合わせ | 太良町観光協会 TEL:0954-67-0065/FAX:0954-67-0067 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag