静岡県静岡市葵区弥勒2丁目、旧東海道と静岡県道208号(藤枝静岡線)の合流点に建つのが、石部屋(せきべや)。安倍川のたもとの茶屋で出された手作りの餅に黄粉をまぶしたのが安倍川餅のルーツで、石部屋も文化元年(1804年)創業の老舗。今も頑なに昔ながらの手作りに徹し、店内で味わうことも可能。
文化元年(1804年)創業、昔ながらの手作りの安倍川餅
一説には黄粉を安倍奥で産する金にかけて「金な粉」と喜んだ、徳川家康が命名したという伝承もあるのが、安倍川餅。
明治時代の初頭には安倍川のほとりには石部屋をはじめ、清水屋、小枡屋、大枡屋、紀国屋など多くの茶屋があったのだとか。
そんな茶屋も東海道線開通で、激減、今では往時からの店は石部屋1軒だけとなっています。
昔ながらの小さな店で満席のことも多いのですが、客の顔を見てから餅を丸めて黄粉やあんをからめるのが美味しさの秘訣。
甘いのは苦手という人にはワサビじょうゆで食べる辛味餅も用意され、辛味餅以外はテイクアウトも可能です。
ただし保存料を使っていないから日持ちはしないので(賞味期限は翌日まで)、できたてを味わうのが基本。
行列ができることもあるので待つ覚悟は必要ですが、市販の安倍川餅との差に驚くこと請け合い。
石部屋 | |
名称 | 石部屋/せきべや |
所在地 | 静岡県静岡市葵区弥勒2-5-24 |
関連HP | 石部屋 |
電車・バスで | JR静岡駅北口から静鉄バス手越方面行きで安倍川橋下車、徒歩2分 |
ドライブで | 東名高速道路静岡ICから約2.5km |
駐車場 | 6台/無料 |
問い合わせ | 石部屋 TEL:054-252-5968 |
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