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牧之原公園

牧之原公園

静岡県島田市金谷富士見町、静岡県のお茶の生産量の約3割を占めるという、牧之原大茶園。その高台に広がる公園が、牧之原公園。鎌倉時代、日本に茶をもたらしたという栄西の像が立ち、春先には牧之原大茶園が一面緑に色づき、好展望が楽しめます。富士山を眺望し、夜景鑑賞スポットにもなっています。

富士山と夜景のビュースポット

公園斜面には、3月下旬~4月上旬に開花を迎える、カタクリも群生(島田市指定の天然記念物)。
普段は保護のために立入禁止となっていますが、開花期間中だけ「牧之原公園カタクリ園」として開園しています。

牧之原という地名の由来は、文武4年(675年)に諸国に牧(古代の官営牧場)を置くことが定められ、遠江(とおとおみ)にも官牧がおかれたことに由来する地名。
つまり奈良時代に設置された官営の馬の放牧地だった場所で、現在のような茶畑となったのは明治以後。
明治維新で、失職した旧幕府の士族や大井川の川越人足が牧之原台地に入植し、開拓したのが始まり。
もともと静岡茶は安倍、藁科地区など山間地で育てられており、明治以降に台地上を開拓して茶畑としたのです。
つまり江戸時代、東海道を歩いた旅人は、牧之原台地の上で茶畑を眺めることはなかったわけで、映画や時代劇などで牧之原の茶畑から富士を仰ぐというのはありえなかったシチュエーションということに。

牧之原大茶園の面積は東京ドーム1100個分に相当する5300haに及び、国内の茶園の1割強を占めてます。
牧之原公園近くにある「ふじのくに茶の都ミュージアム」がビジターセンターになっています。

牧之原公園を通る金谷茶の香通り沿いには「続日本100名城」選定の諏訪原城、諏訪原城ビジターセンターもあるので、時間が許せば寄り道を。

牧之原公園カタクリ園に咲くカタクリ
牧之原公園
名称 牧之原公園/まきのはらこうえん
所在地 静岡県島田市金谷富士見町1701-1
関連HP 島田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR金谷駅から徒歩25分
ドライブで 東名高速道路相良牧之原IC、新東名高速道路島田金谷ICから約6km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 島田市観光協会 TEL:0547-46-2844/FAX:0547-46-2861
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

諏訪原城

静岡県島田市金谷、牧之原台地の北端部、標高212m〜220mの台地に築かれた戦国時代の山城が、諏訪原城(すわはらじょう)。高天神城(現・掛川市)攻略を目指す武田勝頼が、天正元年(1573年)、家臣・馬場信春(ばばのぶはる)に命じて築城した城

 

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