静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜、伊豆半島最西端の波勝崎(はがちざき)の北側、大窪浜に面した野猿天国が波勝崎モンキーベイ。前身となるのは、野猿の波勝崎苑で、昭和28年頃から伊浜の肥田与平さん餌付けを開始し、一帯に生息していた野生のサルの餌付けに成功したもの。
令和2年にリニューアルオープン
昭和32年、地元・伊浜区と東海バスが協力し、観光施設「野猿の波勝崎苑」が誕生、往時には波勝崎と堂ヶ島を結ぶ観光船も就航していました。
観光船も、現在は波勝崎沖でUターンする「千貫門コース」に変わり、波勝崎で下船できなくなっています。
背景には来園者の減少があり、「野猿の波勝崎苑」も令和元年9月に休園に。
河津町の「体感型動物園 iZoo(イズー)」を運営する、レップジャパンが経営を引き継ぎ、令和2年5月7日、「野生のニホンザルとふれあえる新たな南伊豆町の観光スポット」波勝崎モンキーベイ(Hagachizaki Monkey Bay)として再オープンしたもの。
現在では300頭ほどの野猿を観察でき、餌を与えたり、触れあうことができます。
ニホンザルは2年に1回子を産みますが、4月~7月がその時期で、毎年45頭ぐらいの子供が誕生しています。
ただし、石廊崎へと続く断崖の海岸線の浜を利用しているため、ハイヒールやサンダルなどでは歩行が困難、歩きやすい靴での入場が必須です。
さらに、ニホンザルはいたずら好きなので、バッグは抱え込み、メガネもはずしておくのが賢明。
衣類、持ち物などが汚れたり心配もあるので、留意の上で入園を。
波勝崎から松崎町の烏帽子山にかけて続く海岸は、火山の地下にあった「マグマの通り道」が地上に姿を現した「火山の根」。
高さ270mの波勝赤壁はその代表格で、一帯は伊豆半島ジオパークのジオスポットにもなっています。
波勝崎モンキーベイ | |
名称 | 波勝崎モンキーベイ/はかちざきもんきーべい |
所在地 | 静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜2622-1 |
関連HP | 波勝崎モンキーベイ公式ホームページ |
ドライブで | 伊豆縦貫自動車道大平ICから約63km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 波勝崎モンキーベイ TEL:0558-67-0003/FAX:0558-67-0010 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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