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芦ノ湖スカイライン・命の泉

芦ノ湖スカイライン・命の泉

箱根外輪山の山上、静岡・神奈川県境を走る芦ノ湖スカイライン。かつては駿河国、相模国、伊豆国の三国境だったという三国山の南肩にあるのが命の泉(みことのいずみ)。命(みこと)とは、倭建命(やまとたけるのみこと/日本武尊)のこと。日本武尊の東征にまつわる伝説が残されています。

箱根を越えた日本武尊の伝承を残す泉

日本武尊(『日本書紀』での表記、『古事記』は倭建命)が東征の際、脚気を患っていたので、箱根山を越える際に、ここで休息。
湧き出る泉でのどを潤し、英気を養ったと伝えられています。

東征の帰路、走水(現・神奈川県横須賀市)から対岸の房総へ渡る際、荒れ狂った海の神を鎮めるために入水した弟橘媛(おとたちばなひめ)を偲んで、「吾妻はや」と叫んだとされるのが碓氷峠(うすいとうげ)ですが、その碓氷峠も明星ヶ岳麓の宮城野に残されているのです。

ただし、こうした説は、明治以降に生まれたともいわれ(久米邦武が唱えたのが最初、宮城野に立つ「日本武尊の碑」も、大正6年建立)、乙女峠を越える箱根最古の古道(日本武尊が東征の際に通ったとされる古道)と三国山も少し離れているので、伝承では日本武尊が箱根を周回したということになっています。

芦ノ湖スカイライン・命の泉
名称 芦ノ湖スカイライン・命の泉/あしのこすかいらいん・みことのいずみ
所在地 静岡県裾野市公文名
関連HP 芦ノ湖スカイライン公式ホームページ
ドライブで 小田原厚木道路小田原西ICから約22km
問い合わせ 芦ノ湖スカイライン TEL:0460-83-6361
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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