芦ノ湖スカイライン・山伏峠

芦ノ湖スカイライン・山伏峠

芦ノ湖の西側にそびえる箱根カルデラの外輪山(古期外輪山)の尾根沿い、静岡県(裾野市・御殿場市・三島市)と神奈川県(箱根町)の県境を走るのが芦ノ湖スカイライン。その途中、「レストハウスレイクビュー」から尾根沿いに上った標高1035mのピークが山伏峠です。

箱根三所権現、三島権現を遥拝できる地

芦ノ湖スカイライン・山伏峠
富士山、愛鷹山から駿河湾にかけてがジオラマのように展開

箱根峠側から料金所をくぐると、最初に登場するのが山伏峠。
駐車場一帯には、遊覧ヘリが飛び立つ芦ノ湖ヘリポート、「レストハウスレイクビュー」、「レストハウスフジビュー」があります。
駐車場に車を停めて少し尾根沿いに北へ5分ほど歩けば、標高1035mの山伏峠山頂。
芦ノ湖と神山・駒ヶ岳、そして富士山と駿河湾、三島・沼津市街、天城連山という大パノラマを得ることができます。

峠と呼ばれながらもピークですが、国土地理院の地形図にもちゃんと山頂部に山伏峠の名が記載されています。
三島権現(現・三島大社)と箱根三所権現(現・箱根神社)を結ぶ鎌倉古道は、現在の箱根峠の西、海ノ平(941.5m)あたりを越えていたとされ、芦ノ湖高原別荘地の一角に「推定平安鎌倉古道」の碑が立っていますが、修験者などは境川を詰めて、その源頭の山伏峠を越えたのかもしれません。

芦ノ湖は箱根三所権現の神領だったので、山伏峠は、対岸に箱根三所権現を遥拝し(駿河湾側の眼下には三島権現も!)、芦ノ湖を一望にする神聖な霊地だったとも推測できます(ほぼ真東に箱根神社があります)。

芦ノ湖スカイライン・山伏峠
対岸に箱根神社の湖中鳥居が視認できます
芦ノ湖スカイライン・山伏峠
名称 芦ノ湖スカイライン・山伏峠/あしのこすかいらいん・やまぶしとうげ
所在地 静岡県足柄下郡裾野市茶畑
関連HP 芦ノ湖スカイライン公式ホームページ
ドライブで 小田原厚木道路小田原西ICから約19km
駐車場 レストハウスレイクビュー駐車場を利用
問い合わせ 芦ノ湖スカイライン TEL:0460-83-6361
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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