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関の沢橋梁

関の沢橋梁

静岡県榛原郡川根本町と静岡市葵区の境、大井川鐵道井川線の尾盛駅(おもりえき)~閑蔵駅(かんぞうえき)間にある大井川の支流で、大無間山(2329.6m)から流れ出す関の沢川に架けられた鉄道橋が関の沢橋梁(せきのさわきょうりょう)。川底からの高さ70.8mは、鉄道橋としては日本一。

川底からの高さ、日本一鉄道橋大井川鐵道

中部電力専用鉄道の橋として、昭和29年4月1日に供用が開始された橋長114.0mの橋。
橋桁の製作は石川島重工業。

関の沢橋梁の展望スポットのある道は、新道の開通により現在では閉鎖され、立ち入ることができません。
東京都港区の青山霊園にある『時刻表2万キロ』の著者・宮脇俊三の墓には、「終着駅は始発駅」という文字とともに橋梁を渡る列車が描かれていますが、それが関の沢橋梁。
「歩いてなら渡りたくない鉄橋であった」と自著『終着駅へ行ってきます』に、そのスリルを記しています。
当時は、高千穂鉄道高千穂線、深角駅〜天岩戸駅間に架る高千穂橋梁(たかちほきょうりょう)が川から105.0mあり、関の沢橋梁は日本第2位でしたが、高千穂鉄道が平成17年台風第14号の被害から廃線になったため、鉄道橋1位の称号が関の沢橋梁に移っています(現在、高千穂あまてらす鉄道として、高千穂駅〜高千穂鉄橋間5.1kmを「スーパーカート」で運転中ですが、鉄道ではなく遊具の扱い)。

関の沢橋梁
名称 関の沢橋梁/せきのさわきょうりょう
所在地 静岡県榛原郡川根本町犬間
関連HP 大井川鐵道公式ホームページ
問い合わせ 大井川鐵道 TEL:0547-45-4111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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