静岡県伊東市富戸、城ヶ崎海岸の門脇崎に建つ灯台が、門脇埼灯台。城ヶ崎ピクニカルコース途中で、灯台の北側には門脇つり橋(海の吊り橋)があり、城ヶ崎海岸のハイライトになっています。現在の灯台は平成7年完成で(初点灯は昭和35年3月)、展望台(無料)を兼ねた灯台となっています。
灯台は展望施設を兼ね、大室山を眺望
門脇埼灯台は塔高25mですが、断崖の上に建つため、灯火部分は44mで、18海里(33.3km)沖合まで光が届きます。
城ヶ崎海岸は、4000年前に起こった大室山(おおむろやま)の噴火で流出した溶岩でできた海岸線ですが、灯台に展望室からは、城ヶ崎海岸を生み出した大室山を眺めることができます。
門脇崎の北側、門脇つり橋が架かる深い入江が、半四郎落としと呼ばれる場所で、溶岩洞窟(溶岩トンネル)の天井部分が波食で崩れ落ち、入江状になったもの。
半四郎落としの名は、漆喰(しっくい)の原料となるトジ(海藻)を採集に出かけた半四郎が、背負った荷の重さで転落したのがこの入江と伝承されることから。
今では門脇崎にあるトイレが「半四郎の落とし処公衆トイレ」(落とし処=トイレ、便座のこと)と名付けられています。
公衆トイレを快適にして、名前をつけた嚆矢(こうし)で、日本トイレ協会が日本一のトイレと発表したことのあるトイレです。
門脇埼灯台 | |
名称 | 門脇埼灯台/かどわきざきとうだい |
所在地 | 静岡県伊東市富戸 |
関連HP | 伊東市公式ホームページ |
電車・バスで | 伊豆急行線伊豆高原駅から東海バス海洋公園行きで9分、終点下車、徒歩35分(城ヶ崎ピクニカルコース経由) |
ドライブで | 西湘バイパス石橋ICから約53km |
駐車場 | 伊東市門脇駐車場(126台/15分まで無料、以降有料) |
問い合わせ | 伊東観光協会 TEL:0557-37-6105 |
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