静岡県榛原郡川根本町の大井川に架けられた吊り橋が、塩郷の吊橋。正式名は久野脇橋(くのわきばし)ですが、塩郷の吊橋と通称されています。平成14年、合併前の中川根町の町制施行40周年で、恋金橋(こいがねばし)という愛称を付けています。
大井川最長の吊り橋は、昭和7年の架橋
大井川西岸の集落・久野脇地区と大井川鐵道の塩郷駅のある対岸・塩郷地区を結ぶ人道橋が。
すぐ上流には堤高3.2mの水力発電用取水ダム、塩郷ダム(塩郷堰堤=河川法上におけるダムの定義である堤高15.0mに満たないため、塩郷堰堤が正式名/昭和35年完成)が築かれています。
全長220.4m、高10.4mの木造人道橋で、昭和7年11月竣工。
大井川鐵道の塩郷駅が昭和5年9月23日開業なので、塩郷駅へのアクセスとして橋が架橋されたのだと推測できます。
大井川に架橋された吊り橋の中では最長を誇っています。
大井川鐵道のSL(「きかんしゃトーマス」)の見学ポイントとしても人気ですが(足元スレスレをSLが通過する感じを味わうことができます)、定員は10名です(定員厳守のこと)。
塩郷駅近くに塩郷の吊橋駐車場も整備され、ドライブ途中に寄り道も可能です。
塩郷駅または駐車場を起点に、塩郷の吊橋を渡って、茶畑広がる久野脇集落へ。帰路は塩郷ダム(塩郷堰堤)の堰堤を渡って起点に戻る周回ルートは所要40分ほど。
途中に茶畑直売の茶園もあり、川面の漂う霧が銘茶を生む、川根茶が購入できます。
公道のため、ペット同伴での通行も可能ですが、通行人には犬嫌いの人もいるため、リードを付け、マナーを守って通行を。
塩郷の吊橋(久野脇橋・恋金橋) | |
名称 | 塩郷の吊橋(久野脇橋・恋金橋)/しおごうのつりばし(くのわきばし・こいがねばし) |
所在地 | 静岡県榛原郡川根本町下泉1939 |
関連HP | 川根本町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 大井川鐵道塩郷駅から徒歩1分 |
ドライブで | 新東名高速道路島田金谷ICから約23km |
駐車場 | 9台/無料 |
問い合わせ | 川根本町観光協会 TEL:0547-59-2746 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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