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遠州鉄道奥山線・亀山トンネル跡

遠州鉄道奥山線・亀山トンネル跡

静岡県浜松市中区鹿谷町、浜松城公園の西、国道257号沿いに残るのが、遠州鉄道奥山線・亀山トンネル跡。遠州鉄道奥山線は遠鉄浜松駅(現・遠州病院駅)〜二俣線(現・天竜浜名湖鉄道)金指駅〜奥山駅を結ぶ軌間762mmの軽便鉄道(開業時は浜松軽便鉄道)。昭和39年に全線廃止されています。

ナローゲージだった遠州鉄道奥山線のトンネルが現存

浜松軽便鉄道は、大正3年11月30日、元城駅〜金指駅間が開業(元城駅~金指駅間の所要時間は1時間5分)。
亀山トンネル(亀山隧道)は開業時に元城駅〜広沢駅間に掘削された単線トンネルで、全長78m。
レンガタイルで補修され、残念ながら往時の雰囲気はありません。


大正4年9月20日に元城駅 〜板屋町駅間、大正4年12月28日に金指駅〜気賀駅(後の気賀口駅)間が開業し、大正12年4月15日に気賀駅〜奥山駅間が開業して全線開通。
奥山には臨済宗方広寺派の大本山方広寺があり、その参詣の足にもなったのです。

ドイツ・コッペル社製のラッキョウ型煙突を持った蒸気機関車が使われていたことから、「らっきょう軽便」とも称されていました。
亀山トンネル(亀山隧道)は、浜松では最初のトンネルということで注目を集めました。
廃線跡は自動車道路などに転用されていますが、亀山トンネル跡〜広沢駅跡〜上池川駅跡〜国道257号・和合町交差点あたりは、「奥山線跡の遊歩道」として整備され(それ以北は車道に転用)、廃線跡歩きに絶好。

ちなみに起点駅の遠鉄浜松駅の跡地は、クリエート浜松になっています。

遠州鉄道奥山線・亀山トンネル跡
名称 遠州鉄道奥山線・亀山トンネル跡/えんしゅうてつどうおくやません・かめやまとんねるあと
所在地 静岡県浜松市中区鹿谷町4
電車・バスで JR浜松駅から徒歩30分
ドライブで 東名高速道路三方原スマートICから約6km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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