知恩院・大鐘楼
年越しの除夜の鐘を撞く模様がテレビで必ずといいほど中継される知恩院の大鐘。京都方広寺、奈良東大寺と並び日本三楼鐘(日本三大梵鐘)のひとつに数えられる高さ3.3m、口径2.8m、重さ約70トンという巨大な鐘を吊るす鐘楼です…
年越しの除夜の鐘を撞く模様がテレビで必ずといいほど中継される知恩院の大鐘。京都方広寺、奈良東大寺と並び日本三楼鐘(日本三大梵鐘)のひとつに数えられる高さ3.3m、口径2.8m、重さ約70トンという巨大な鐘を吊るす鐘楼です…
1175年(承安5年)に法然上人が設けた草庵に始まる浄土宗の総本山が知恩院。法然の像を安置する大殿(だいでん)が、御影堂(みえいどう)で、1639年(寛永16年)、3代将軍徳川家光の再建で国宝。奥行35m、間口45mの大…
京都、東山のふもと、熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)から慈照寺(銀閣寺)に至る琵琶湖疏水(びわこそすい)沿いの約1.8kmの小道が哲学の道。哲学者・西田幾多郎が散策し、思索にふけったことからその名が付き、「日…
上賀茂神社(賀茂別雷神社)、八坂神社や伏見稲荷大社に並ぶ京都最古の神社で、上賀茂神社とともに山城国一之宮。平安時代以前からの原始林がそのまま残る「糺の森」(ただすのもり)に鎮座しています。正式名は賀茂御祖神社 (かもみお…
京都府京都市左京区鹿ケ谷、哲学の道近くにある法然上人ゆかりの手入れされた風雅な庭のある寺が法然院。1206(元久3)年、浄土宗の開祖・法然が、弟子の住蓮、安楽とともに開いた念仏道場の旧跡と伝えられ、春秋には伽藍内の特別公…
平安時代の初め、嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子(たちばなのかちこ=日本最初の禅寺壇林寺を開いたことから檀林皇后と呼ばれる)がその子、仁明天皇のご託宣により先祖を祀ったという古社が梅宮大社。祭神は酒解神(さけのけのかみ=大山…
江戸初期の文人・石川丈山(いしかわじょうざん)が、1641(寛永18)年に造営、31年間隠棲した草庵の跡が詩仙堂。現在は曹洞宗の寺で、正式名は六六山詩仙堂丈山寺です。必見は名の由来となる「詩仙の間」。狩野探幽による中国の…
京都市左京区一乗寺松原町、狸谷山不動院への登り口、詩仙堂の東隣にある神社が八大神社(はちだいじんじゃ)。1294(永仁2)年創建という古社で、一乗寺下り松で吉岡一門と決闘をする宮本武蔵が、その直前に神頼みしようとしました…
京都、一乗下り松町の地名の由来となった松の古木が一乗寺下り松。現在の松の木は4代目。京都側からの比叡山登山口の道しるべとして立つこの1本の木は、古くは『平家物語』や『太平記』にも登場しています。もっとも馴染み深いのは、吉…
京都の東山にある豊国神社(とよくにじんじゃ)。「ほうこく」とも「とよくに」とも呼ばれ、祭神は豊臣秀吉。京は秀吉が大名として統治した場所。秀吉は死後、遺言により東山阿弥陀ヶ峰に葬られ、方広寺の鎮守社である豊國社に祀られまし…
京都市上京区にある石像寺(しゃくぞうじ)は、819(弘仁10)年開創の浄土宗の寺。空海(弘法大師)が人々の苦しみを抜き取るという意味を込めて石像を彫り、これを「苦抜地蔵」(くぬきじぞう)と名付けたのが起源。後に釘抜地蔵(…
昭和47年に鉄道開業100周年を記念して当時の国鉄が開いたSL博物館の梅小路蒸気機関車館が前身で、京都鉄道博物館の一部。日本庭園が美しい「梅小路公園」に隣接しています。旧梅小路機関区の扇形車庫1番から7番までは動態保存車…
京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺が金福寺(こんぷくじ)。864(貞観6)年、慈覚大師円仁の遺志により、安恵僧都が創建下という名刹。天台宗の寺でしたが、その後廃れ、江戸中期に鉄舟和尚が再興しています。俳人、松尾芭…
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録される東寺の寺域の中でその中心あたる場所が、講堂の中心。空海は、講堂に安置された大日如来は、宇宙の中心と考えたのです。境内は、東西255m、南北515mの長方形で、大伽藍が建ってい…
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録される東寺ですが、京都のシンボル的な存在となっているのが国宝の五重塔。高さ54.8mは木造塔としては日本一の高さを誇っています。
一般には三十三間堂の名で知られていますが、正式には蓮華王院(れんげおういん)で、天台宗の古刹。妙法院に属する堂で、妙法院の境外仏堂。1164(長寛2)年に後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿の一角に平清盛に命じて創建した…
応和3年(963年)に空也上人(醍醐天皇第二皇子)が開いた真言宗智山派の古刹が六波羅蜜寺で、西国三十三所第17番札所。平安後期には平忠盛が塔頭寺院に滞在したことから、平清盛、重盛は広大な寺域に京滞在の館を築いています。重…
947(天暦元)年、巫女(みこ)の多治比文子(たじひのあやこ)らが北野の右近馬場に皇城鎮護の神として菅原道真の霊を祀ったのが始まりという古社が北野天満宮。京で起こった天変地異が道真の祟りという風評が広がり、その霊を鎮める…