【南魚沼・十日町取材レポート】No.3 越後上布の「雪晒し」を見学
植物性の繊維で織った布を雪の上に置き太陽光に晒(さら)すと、自然界のパワーで漂白されることが経験的に知られています。それを利用して越後上布の工程に最後に行なわれるのが、3月の陽光と、締まった雪を利用した越後塩沢の「雪晒し…
植物性の繊維で織った布を雪の上に置き太陽光に晒(さら)すと、自然界のパワーで漂白されることが経験的に知られています。それを利用して越後上布の工程に最後に行なわれるのが、3月の陽光と、締まった雪を利用した越後塩沢の「雪晒し…
経糸(たていと)、緯糸(よこいと)ともに、一本一本手作りした極細の麻糸を使って織り上げる越後上布。その行程で欠かせないのが初春3月頃の安定した気候のもと、少ししまった雪上で行なわれる「雪晒し」(ゆきさらし)です。雪国観光…
雪国の生活を細かく記録した『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)の著者、鈴木牧之(すずきぼくし)は、明和7年(1770年)、越後国魚沼郡塩沢(現在の南魚沼市塩沢)に生誕。その記念館が上越線塩沢駅に近い塩沢の中心街に建っています。