大宝寺
愛媛県松山市にある真言宗豊山派の古刹、大宝寺(たいほうじ)。大宝年間(701年~703年)に地元の豪族(伊予大領)・越智玉興(おちのたまおき)の創建と伝えられ、寺号は創建された年号に由来しています。藩政時代には松山藩主・…
愛媛県松山市にある真言宗豊山派の古刹、大宝寺(たいほうじ)。大宝年間(701年~703年)に地元の豪族(伊予大領)・越智玉興(おちのたまおき)の創建と伝えられ、寺号は創建された年号に由来しています。藩政時代には松山藩主・…
阿弥陀如来を本尊とする仏堂が阿弥陀堂。阿弥陀堂のルーツは、天台宗の常行堂(常行三昧堂)で、修行のための堂ですが、平安時代の末期、末法思想を背景にした浄土信仰の広まりで、阿弥陀仏の住む極楽浄土を表現する堂として多くの阿弥陀…
国道1号は、箱根山中(神奈川県箱根町)、駒ヶ岳と上二子山の間を抜けるあたりが標高874mの最高地点。一帯には、鎌倉、室町時代の地蔵信仰を伝える石仏、石塔が点在し、国の重要文化財に指定されています(元箱根石仏群)。元箱根石…
高蔵寺(こうぞうじ)は、角田市にある真言宗智山派の寺で、会津など東北に仏教を伝えた高僧・徳一が平安時代初期の弘仁10年(819年)に創建したと伝えられる古刹です。現存する阿弥陀堂は、平安末期の治承元年(1177年)、奥州…
釈迦の入滅(にゅうめつ)後、時が経つにつれ仏教の正しい教えが衰滅することを説いた予言が末法思想(まっぽうしそう)。釈迦の死後、1500年後、または2000年の間が正法(しょうほう)・像法(ぞうほう)の世で、それを過ぎると…
岩手県平泉町の中尊寺にある平安時代後期建立の仏堂が金色堂。棟木墨書銘から天治元年(1124年)8月20日、金色堂が上棟したことが判明しています。奥州藤原氏初代・藤原清衡(ふじわらのきよひら)69歳の時のこと。平等院鳳凰堂…