【南魚沼・十日町取材レポート】No.6 酒井織物
越後・塩沢と聞いて、越後上布(えちごじょうふ)、紬(つむぎ)と答える人は、かなりの織物ツウ。古来、塩沢といえば織物の町。越後上布は、奈良の正倉院にも保管されているという歴史ある織物で、な、なんと、ユネスコの無形文化遺産に…
越後・塩沢と聞いて、越後上布(えちごじょうふ)、紬(つむぎ)と答える人は、かなりの織物ツウ。古来、塩沢といえば織物の町。越後上布は、奈良の正倉院にも保管されているという歴史ある織物で、な、なんと、ユネスコの無形文化遺産に…
植物性の繊維で織った布を雪の上に置き太陽光に晒(さら)すと、自然界のパワーで漂白されることが経験的に知られています。それを利用して越後上布の工程に最後に行なわれるのが、3月の陽光と、締まった雪を利用した越後塩沢の「雪晒し…
経糸(たていと)、緯糸(よこいと)ともに、一本一本手作りした極細の麻糸を使って織り上げる越後上布。その行程で欠かせないのが初春3月頃の安定した気候のもと、少ししまった雪上で行なわれる「雪晒し」(ゆきさらし)です。雪国観光…
奈良時代に越後・塩沢地方(現在の新潟県南魚沼市一帯)で織られた麻布が正倉院に保存されているほど、塩沢の織物の歴史は古く、雪深い塩沢で、農閑期の家内仕事の代表が織物でした。塩沢つむぎ記念館は、ユネスコ無形文化遺産、国の重要…
雪国の生活を細かく記録した『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)の著者、鈴木牧之(すずきぼくし)は、明和7年(1770年)、越後国魚沼郡塩沢(現在の南魚沼市塩沢)に生誕。その記念館が上越線塩沢駅に近い塩沢の中心街に建っています。