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多摩川河口は、東京モノレールから見える場所に!

多摩川河口

多摩川のような一級河川は国土交通省の管理で、国が河口を定めています。河口は埋立てなどによって海側へと延伸するので、埋め立て以前の自然の河口を「河口0m地点」と定め、表示をしているのです。多摩川ではモノレールが脇を走り、対岸には多摩運河の入口がある場所が河口と定められています。

河口0m地点には多摩川河口干潟が広がる

河口に広がる多摩川河口干潟

浜松町駅で東京モノレールに乗車し、羽田空港を目指すと、天空橋駅を過ぎた部分で、ゆるやかにカーブして京浜運河沿いにしばらく走ります。
そのカーブが終わり、京浜運河の横になった部分が、多摩川河口・「河口0m地点」(東京都大田区)。
堤防上に河口0m地点と記された金属表が打ち込まれていますが、直径10cmほどの円形なので、モノレールからは確認できません。
環八通りの運河側に「ソラムナード羽田緑地ベンチ」が置かれているのが目印です。

対岸の神奈川県川崎市側、多摩運河の合流点には「多摩川河口水準渠拠票」が置かれ、水位の自動観測施設が設置されています。
河口の上流部の両岸が多摩川河口干潟(11.5ha)で、「生態系保持空間」。
水鳥たちが遊ぶ姿を目にできます。

「河口0m地点」、「多摩川河口水準渠拠票」の標識がある場所が、河口原点で、かつてはこの先に海、羽田洲と呼ばれる広い干潟が広がっていました。
現在はまだ河川が続いているので、河口原点の海側部分は「マイナス2km」などと表示され、多摩川の河川全長138kmには加えられていません(多摩運河側の原点表示は私有地のため見学不可)。

多摩川河口は、東京モノレールから見える場所に!
所在地 東京都大田区羽田空港2丁目
場所 多摩川0km地点
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

東京モノレール

東京国際空港(羽田空港)へのアクセスとしてモノレール浜松町駅(東京都港区)〜羽田空港第2ターミナル駅(大田区)を結ぶ17.8kmの跨座式(アルヴェーグ式)モノレールが東京モノレール。東京オリンピック開幕直前の昭和39年9月17日にモノレール

川の長さはどう決める!?

日本最長の川は信濃川で367km。これは学校で学んだ通り。もっとも短い川は二級河川の「ぶつぶつ川」(和歌山県那智勝浦町)で延長13.5mです。では、この河川の長さはどうやって決めているのでしょう。川の始まりは、そして終点となる河口とはどの場

 

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