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多摩モノレールが、箱根ケ崎延伸へ!

多摩都市モノレール

多摩都市モノレール(略称「多摩モノレール」)は、現在、上北台駅〜多摩センター駅間が開業、多摩地域で南北方向を結ぶ貴重な公共交通機関となっていますが、念願の上北台駅~箱根ケ崎駅の延伸事業が決定。将来はさらに多摩センター〜町田、多摩センター〜八王子も計画されています

東京の「鉄道空白地帯」にモノレールが延伸!

利用者数は開業以来、順調に伸び、営業損益も開業6年目の2005年に黒字に転換しています。
中央大学多摩キャンパスと明星大学(中央大学・明星大学駅下車)、帝京大学八王子キャンパス(大塚・帝京大学駅下車)など沿線にある大学キャンパスへの足ともなっています。

東京都が筆頭株主で79.87%という第三セクター方式で運営され、形式的には取締役社長は東京都知事ということに。

現在は、多摩市の多摩センター駅と東大和市の上北台駅を結んでいますが、東京都は上北台駅から武蔵村山市を通って瑞穂町の箱根ケ崎駅に至るおよそ7kmを延伸し、新青梅街道に沿って7つの駅を新設する計画を決定しています。

多摩都市モノレールが申請した路線延伸について、国土交通省は2025年5月9日、事業を進めることを認可したため、地元の自治体では5月に住民に対する測量開始の説明会を実施、本格的にスタートしています。

多摩都市モノレールと東京都は、2030年代半ばの開業を目指し、工事に向けた具体的な手続きを進めることにしています。
経費に関しては、総事業費約1180億円のうち、8割は国・東京都・沿線自治体の公的資金で賄われる一方、民間事業者も運行設備投資を自己負担する独自の「費用分担モデル」を採用。
財政負担を分散しつつも経営リスクを適切に配分することで早期の延伸を目指しているのです。

公共と民間がパートナーとして共同でプロジェクトを遂行するPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)の一種ですが、今後の発展が見込まれる多摩地区ならではの方式といえるでしょう。

多摩モノレールが、箱根ケ崎延伸へ!
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多摩モノレール

上北台駅(東京都東大和市)〜多摩センター駅(多摩市)を結ぶ多摩都市モノレールが運行する跨座式モノレール(日本跨座式)が多摩モノレール。正式名は多摩都市モノレール線ですが、多摩モノレールと通称されています。通勤通学のほか、多摩動物公園、サンリ

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