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日光東照宮・御仮殿

日光東照宮・御仮殿

日光東照宮参道途中、一の鳥居の東側、日光東照宮宝物館近くにあるのが御仮殿(おかりでん)。御本社を修理する際に、祭神を一時的に遷すための御殿で、現存する建物は3代将軍・徳川家光の造営による寛永16年(1639年)の建立。国の重要文化財になっています。

虎と吐綬鶏の彫刻が配されている

他の神社では仮御殿は本社が完成すると取り壊されるのが一般的ですが、日光東照宮は、修理がたびたび行なわれていたため、常設されています。
拝殿、相の間、本殿という権現造りで、透塀(すきべい)が取り囲んでいます。
入口には銅鳥居、唐門を配し、脇には掖門(わきもん)が備わっています。
鐘楼はかつて時を告げたもの。

虎と吐綬鶏(とじゅけい=年老いた親を子が養う習性があるという中国の想像上の鳥)の彫刻が施されていますが、祭神の徳川家康が寅年(とらどし)のため、本社同様に虎の彫刻が配されています。
拝殿背後には葡萄唐草が描かれていますが、ブドウが描かれるのは東照宮ではここだけ。

御本社の工事が始まると、祭神はこの御仮殿に遷宮し、すべての神事がこの御仮殿で執り行なわれました。
創建以来、19回の外遷宮が行なわれましたが、幕末を最後に、その後は使われていません。

日光東照宮・御仮殿
名称 日光東照宮・御仮殿/にっこうとうしょうぐう・おかりでん
所在地 栃木県日光市山内2301
関連HP 日光東照宮公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩2分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約3km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日光東照宮・五重塔

日光東照宮の石鳥居(一の鳥居)脇にあるのが五重塔。慶安3年(1650年)、若狭小浜藩の初代藩主・酒井忠勝(さかいただかつ/4代将軍徳川家綱時代の老中・大老)が寄進したのが始まりですが、文化12年(1815年)に焼失。現存する五重塔は、文政元

 

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