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日光東照宮・東西回廊

日光東照宮・東西回廊

日光東照宮の陽明門の東西に伸びる、神域を守る全長220mの廊下が回廊。陽明門の東側の東回廊、西側の西回廊が対称的に備わり、見事な彫刻が施されています。屋根の下の長押(なげし)の上の部分に雲、胴羽目(どうはめ)の部分には花鳥と動物、腰羽目(こしはめ)部分には水鳥と、天・地・水に因んだものが描かれています。

見逃しがちですが、回廊も国宝です

陽明門側から眺めた東回廊

本社を取り囲む回廊(廻廊)は、陽明門と同様に寛永の造営、つまりは寛永13年(1636年)に建立されたもので、正保3年(1646年)の地震で本殿裏の石垣が崩れかかり、従来の石垣の前面に新たな石垣を築くため、取り除かれています。
つまり現状では北側が欠落したコの字状で、内部は朱漆塗りの華麗な廊下になっています。
この廊下は、有名な眠り猫のある坂下門で左右を眺めれば、よくわかります。
蟇股(かえるまた)の彫刻は、奥宮の入口に配された眠り猫ほか霊獣・動物・花・鳥・果物など267体もあります。

回廊南面には日本最大級の花鳥の大彫刻25枚が飾られ、すべて一枚板の透かし彫りには、極彩色が施されたものです。
東照宮の彫刻の中で、最も数の多いものが牡丹ですが、回廊にも牡丹が多く配されています。

回廊に施された彫刻には、国家安寧(こっかあんねい)、つまりは平和への願いが込められいます。

陽明門側から眺めた西回廊
日光東照宮・東西回廊
名称 日光東照宮・東西回廊/にっこうとうしょうぐう・とうざいかいろう
所在地 栃木県日光市山内2301
関連HP 日光東照宮公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩10分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約3km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日光東照宮・陽明門

日光東照宮参拝のハイライトの一つが国宝の陽明門。極彩色彫刻で覆われ、一日中見ていても飽きないということから「日暮御門」とも称されていますが、平成の大修理を終えて絢爛豪華な輝きが蘇っています。他の社殿と同様、3代将軍・徳川家光の命による寛永1

日光東照宮

徳川家康の遺言により徳川2代将軍・徳川秀忠が元和3年(1617年)に造営し、3代将軍・徳川家光が現在の形へと大改修(寛永の造替)を行なった徳川家康の霊廟が、栃木県日光市の日光東照宮。「日光を見ずして結構と言うなかれ」という言葉まで生まれた壮

 

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