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日光二荒山神社・日枝神社

日光二荒山神社・日枝神社

日光二荒山神社神苑内(有料エリア)にある末社のひとつが日枝神社(ひえじんじゃ)。桁行1間、梁間1間、つまりは2m四方という小さな社殿ですが国の重要文化財に指定され、日光山と天台宗との結びつきを示す貴重な歴史遺産でもあり、世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産にもなっています。

比叡山との結び付きを今に伝える社

円仁(慈覚大師)が日光来山の際、比叡山の麓・日吉神社(現・日吉大社)から山王権現を滝尾権現境内に勧請して創建したのが始まりと伝えられています。
日吉神社(現・日吉大社)は、比叡山を開いた最澄が天台宗・延暦寺の守護神として崇敬し、唐の天台宗の本山である天台山国清寺で祀られていた山王元弼真君にならって山王権現と呼ばれるように。
神仏習合時代には、山王権現に対する信仰と天台宗の教えを結びつけて山王神道を全国に広めていきました。
徳川家康は山王信仰が篤く、天海も山王神道を推し進めて、山王一実神道(さんのういちじつしんとう)に発展させ、徳川家康を東照大権現として祀ったのです。

小さな社殿ですが、そんな天台宗による日光山の神仏習合の歴史を今に伝えるのがこの日枝神社です。
祭神は大山咋命(おおやまくいのみこと)で、日光二荒山神社では「山と健康の神」として祀られ、御朱印にも健康守護と記されています。

日光二荒山神社・日枝神社
名称 日光二荒山神社・日枝神社/にっこうふたらさんじんじゃ・ひえじんじゃ
所在地 栃木県日光市山内2307-1
関連HP 日光二荒山神社公式ホームページ
電車・バスで JR日光駅・東武日光駅から世界遺産めぐり循環バスで13分、大猷院二荒山神社前下車
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約3.6km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光二荒山神社 TEL:0288-54-0535
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日光二荒山神社

延暦9年(790年)、日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山(なんたいざん)に登拝し、本宮(現・本宮神社)を建立したのが始まりという古社、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。日光東照社(現・日光東照宮)造営までは日光山

 

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