栃木県日光市にある東武鉄道鬼怒川線の駅、鬼怒川温泉駅。東武鉄道ではC11を使ったSL大樹(だいじゅ)を鬼怒川温泉〜下今市間に運行する関係で、鬼怒川温泉駅、下今市駅に転車台を設備しています。逆走が困難なSLの運行では転車台は終点駅には必須の施設で、SL復活運転プロジェクトにあわせてJR西日本から譲り受けた転車台です。
C11形蒸気機関車を転車台で方向転換
鬼怒川温泉駅の転車台(ターンテーブル)は鬼怒川温泉駅の駅前広場に設置されているため、間近でSL大樹を見学でき、人気を集めています。
鬼怒川温泉駅の転車台は、JR西日本、芸備線・三江線の三次駅(みよしえき/広島県三次市)の転車台を移設したもの。
鉄製で長さ20m、幅3mの転車台は、昭和8年に三次駅に設置され、芸備線を中心に福塩線や三江線の車両の方向転換に使われたもので、平成12年頃から使われなくなったもの。
ちなみに、下今市駅に配された転車台は、長門市駅(山口県長門市)から移設したもの。
転車台は全国にまだまだ数ありますが、実際にSLが方向転換する姿を間近に眺めることができる例は希少です。
目下、SL大樹「ふたら」は、JR北海道から借りているC11形207号機と、真岡鐵道から導入したC11形325号機が、20‰(パーミル)前後の勾配が続く下今市発~東武日光着の列車を牽引しています。
客車はJR四国・JR北海道から譲受した14系客車3両。
後ろからJR東日本から譲り受けたDE10形ディーゼル機関車1099(または1109号機)が押しています。
鬼怒川温泉駅転車台 | |
名称 | 鬼怒川温泉駅転車台/きぬがわおんせんえきてんしゃだい |
所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原 |
関連HP | 東武鉄道SL大樹公式ホームページ |
電車・バスで | 東武鬼怒川温泉駅からすぐ |
ドライブで | 日光宇都宮道路今市ICから約13km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
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