栃木県大田原市、毎年冬場(11月中旬~3月初旬)に最大で100羽ほどのオオハクチョウ、コハクチョウと、千数百羽のカモ類が冬を過ごすのが、羽田沼(はんだぬま)。かつては同じ大田原市内の琵琶池が栃木県内唯一の白鳥の越冬地でしたが、近年では羽田沼に多く飛来するようになっています。
西岸には羽田沼野鳥公園が整備され、白鳥見学が可能
羽田沼は、雑木林と水田に囲まれた4.7haの農業用貯水池で、農業用水路(750m)が流れ出しています。
ミヤコタナゴ(コイ目コイ科タナゴ亜科アブラボテ属の小型淡水魚で、絶滅危惧IA類)とマツカサガイ(イシガイ目の二枚貝、準絶滅危惧)の極めて高密度の生息が確認され一帯60.6haが羽田ミヤコタナゴ生息地保護区に指定されています。
沼の大きさは幅100m、長さ300mほどで、昭和45年にコハクチョウが初飛来。
その後、多い年には450羽を数えたこともあったとか。
沼の西岸に羽田沼野鳥公園が整備され(羽田沼駐車場は南西岸、羽田沼農産物直売所の前にあります)、白鳥の観察が可能です。
観察できるカモ類は、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモなど。
大声をあげたり、走ったりして驚かさない、パンなどの餌を与えない(水質汚濁の原因にもなります)、ペットを近づけないなどマナーを守って見学を。
羽田沼 | |
名称 | 羽田沼/はんだぬま |
所在地 | 栃木県大田原市羽田 |
関連HP | 大田原市公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道黒磯板室ICから約13km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | 大田原市商工観光課 TEL:0287-23-8709/FAX:0287-23-8697 |
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