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雷門

浅草寺(せんそうじ)の総門が雷門(かみなりもん)で、正式の名称は、風雷神門。その名の通り、門の左側に風神、右側に雷神の像が配されています。初代の門は942(天慶5)年頃に建てられたという歴史ある山門で、1635年(寛永12)年、徳川家光によって建てられた門に風神雷神を配したことから「風雷神門」、略して雷門となったもの。

浅草のシンボルで正式名は風雷神門

幕末の1865(慶応元)年、浅草田原町の失火で、雷門は類焼。
その後、明治維新の荒波(廃仏毀釈、神仏分離)もあって、雷門は長らく再建されることがありませんでした。

現在の鉄筋コンクリート製の門は、昭和35年に松下電器の創設者である松下幸之助の寄進によるもの。
重さ700kgの大提灯は平成25年に新調されたもので浅草のランドマークとなっています。
風神、雷神像は頭部のみ火災の難を逃れ、明治7年に身体部分を仏師・塩川運玉(しおかわうんぎょく)が修復しています。

巨大な提灯の底部には渡邉崇雲氏の手による龍の彫刻が施されているのでお見逃しなく。
夜はライトアップが施されるが、残念ながら提灯は灯ることはない。
しかし、門の前にあるガス灯に照らされた柳越しに見る雷門はまさに江戸情緒たっぷりの光景だ。

北の間(風雷神像の背後)に安置されている天龍像、金龍像は水を司る龍神で、浅草寺の護法善神。
木曽檜を使った木像の天龍像は、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)作、金龍像は菅原安男作。

広重&北斎が描いた雷門

北斎『浅草観音雷神門』(西村屋)
広重『江戸高名会亭尽 浅草雷門前 かめや』

江戸切絵図に見る浅草寺、雷門界隈

雷門
名称 雷門/かみなりもん
Kaminarimon(Thunder Gate),Sensoji Temple
所在地 東京都台東区浅草1丁目
関連HP 浅草寺公式ホームページ
電車・バスで 東武鉄道・東京メトロ銀座線・都営浅草線浅草駅から徒歩3分
ドライブで 首都高速駒形ランプから500m
駐車場 台東区雷門地下駐車場(200台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 浅草寺 TEL:03-3842-0181
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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