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長池見附橋(旧四谷見付橋)

長池見附橋(旧四谷見付橋)

東京都八王子市、多摩ニュータウンの長池公園にある長池見附橋(旧四谷見付橋)は、国道20号(新宿通り)の、JR中央線四ツ谷駅上に架けられていた跨線道路橋(こせんどうろきょう)。大正2年に竣工した橋長37m、幅員22mの道路橋で、鉄製アーチ橋としては現存する日本最古のもの。国の登録有形文化財に指定されています。

赤坂離宮を意識した美しい橋を移設

赤坂離宮(現在の迎賓館)の外門という位置づけから、ネオ・バロック様式の装飾を取り入れて設計された美しいアーチ橋です。
鋼材はわざわざアメリカのカーネギー鉄鋼会社(Carnegie Steel Company/鉄鋼王として名を馳せたアンドリュー・カーネギーが創業)から輸入しています。

赤坂離宮と皇居を最短距離でつなぐ目的で架橋。
大正2年10月5日に開通式が執り行なわれ、開通と同時に新宿と月島を結ぶ東京市電も橋上を通ってします。
橋の上の橋灯などは、赤坂離宮の装飾をモチーフにした優美なデザインで、石材装飾は小豆島産の花崗岩を使用。
東京を代表する装飾橋梁として架橋されたもの。

復元にあたって往時は幅員21.945mだったのですが、17.4mと幅が縮小され、橋台と装飾付帯設備は新規に製作されています(平成5年11月22日、長池見附橋開通)。

東京に残る装飾橋梁は、皇居正門の石橋、国道起点の日本橋、そして旧四谷見附橋の3ヶ所のみで、鉄橋としてはこの旧四谷見附橋がで唯一残された貴重な橋ということに。

長池公園の姿池のほとりに東京都電の溝付きレールが保存展示されているのは、四谷見附橋と都電には深い縁があったから。

長池見附橋(旧四谷見付橋)
名称 長池見附橋(旧四谷見付橋)/ながいけみつけばし(きゅうよつやみつけばし)
所在地 東京都八王子市別所2-58
関連HP 八王子市公式ホームページ
電車・バスで 京王相模原線南大沢駅から京王バスで見附橋下車、徒歩3分
ドライブで 圏央道相模ICから約6km
駐車場 長池公園自然館駐車場(70台/無料)
問い合わせ 八王子市まちなみ整備部公園課 TEL:042-620-7271
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本橋

慶長9年(1604年)に徳川家康が定めた五街道の起点が江戸・日本橋(東京都中央区)。日本橋川に初代の木造橋を架けたのも家康で、慶長8年3月3日(1603年4月14日)のこと。現在の日本橋(橋長49m、幅員27m)は明治44年4月3日に架橋さ

 

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