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淡井浦海岸

淡井浦海岸

東京都新島村、新島の北部、新島山(231m)と阿土山(202m)に挟まれた海岸が淡井浦海岸。最北の集落、若郷へと走る途中、渡浮根展望台の入口近くで、反対側の東に入ると淡井浦海岸。離岸流が激しく遊泳は禁止ですが、打ち寄せる波を見るだけなら人のいない静かな穴場の海岸です。

溶岩ドームに挟まれた聖なる海岸

溶岩ドームの新島山を背に建つ、淡井神社

新島山も阿土山も火山で、淡井浦海岸の北側に新島山火山の断崖(海食崖)、南に阿土山(あっちやま)火山の断崖(海食崖)が続き、ダイナミックな景観を演出しています。
新島山は、流紋岩溶岩で形成される溶岩円頂丘(溶岩ドーム)で、阿土山も同様に溶岩円頂丘(溶岩ドーム)。
淡井浦海岸の北部、新島山の海食崖の沖で、海中から高く突き出している岩が「おんにんさま」。
国土地理院の地形図には御根と記され、御根様が訛って「おんにんさま」になったもの。
神が宿ると伝えられ、廻船の乗組員が白鬚の老人を見た話、人魚を見た話などが伝わり(それを見たことを他人に話すと命を失うという恐ろしい伝承)、この淡井浦を通る際に、船は櫓を漕ぐ音を控えめにし、御神酒か水を捧げたというのです。
淡井浦の潮流の激しさから、岩礁地帯の御根に近づかないことの戒めだと推測できます。

淡井浦海岸に鎮座する淡井神社は、女神の淡井姫后明神(あわいひめこうみょうじん=本村の十三社神社にも祀られています)を祀る神社で、島では「カップルで参拝すると神様がやきもちを焼く」といわれています(参拝の際は、男女別々に)。
今も淡井浦海岸は、淡井神社の神域で、禁漁区になっています。

淡井浦海岸
名称 淡井浦海岸/あわいうらかいがん
所在地 東京都新島村若郷
関連HP 新島観光協会公式ホームページ
ドライブで 新島港から約9km
駐車場 3台/無料
問い合わせ 新島観光協会 TEL:04992-5-0001/FAX:04992-5-0946
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

渡浮根展望台

東京都新島村、新島の北部、若郷地区にあるは若郷漁港(渡浮根漁港)背後の高台にある展望地が渡浮根展望台。コーガ石でできたアーチが設けられ、眼下に若郷漁港(渡浮根漁港)を見渡し、その先におにぎり型の利島を見ることができます。新島随一の良港は、マ

 

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