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国立天文台・ゴーチェ子午環室

国立天文台・ゴーチェ子午環室

東京都三鷹市、国立天文台三鷹キャンパスにある大正13年築で、国の登録有形文化財に指定され建築物が、国立天文台・ゴーチェ子午環室。子午線上の天体の位置(赤経と赤緯)を精密に観測できるように工夫された望遠鏡「ゴーチェ子午環」を設置した施設。半円形のドームに、入口部分が台形というユニークなフォルムです。

近代天文学の黎明期に活躍したゴーチェ子午環を格納

子午環は、子午線上の天体の位置(赤経と赤緯)を精密に観測できるように工夫された望遠鏡。
ゴーチェ子午環(Gautier Meridian Circle)は、明治36年のフランスのゴーチェ社(Paul Gautier)製。
口径20cm屈折望遠鏡で、天球上の恒星の位置や惑星の動きの精密測定に大きな役割を果たしてきました(近代的な天文学の黎明期で、天球上の星の位置の精密観測は、当時の国立天文台にとって重要な役割でした)。
明治37年に2万円(現在の価値に直すと4億円)で購入され、当時麻布にあった東京天文台(明治21年設置)でしばらく試験的に使用され、大正12年9月の関東大震災で麻布の施設と観測機器が大きく損傷したこともあり、大正13年9月、当時の東京府北多摩郡三鷹村(現・三鷹市)に移転しています。
関東大震災では、ゴーチェ子午環は偶然に、事前に決定していた移転作業のために梱包されていて被害を免れ、新築したゴーチェ子午環室に設置されたのです。

軸線を正確に南北に据え、子午線面内(南北方向)でのみ正確に回転する仕組み。
建物から独立した中央の基礎に子午環を置いています。

長年にわたり目視により、月、惑星、恒星の位置観測を行なっていましたが、昭和57年に自動光電子午環の利用が始まり、一線を退いています。

ちなみに、国立天文台三鷹キャンパスには、国立天文台太陽分光写真儀室(太陽塔望遠鏡・アインシュタイン塔)、大赤道儀室(天文台歴史館)、第一赤道儀室、レプソルド子午儀室(子午儀資料館)、ゴーチェ子午環室、ゴーチェ子午環第一子午線標室、ゴーチェ子午環第二子午線標室、旧図庫及び倉庫(旧図書庫)、門衛所、表門と合計10ヶ所にもわたる国の登録有形文化財があり、大正デモクラシーを背景としたアカデミックな世相を背景に建てられた建築物が残されています。

ゴーチェ子午環(Gautier Meridian Circle)
国立天文台・ゴーチェ子午環室
名称 国立天文台・ゴーチェ子午環室/こくりつてんもんだい・ごーちぇしごかんしつ
所在地 東京都三鷹市大沢2-21-1
関連HP 国立天文台公式ホームページ
電車・バスで JR武蔵境駅から小田急バス狛江駅北口行きで15分、天文台前下車
ドライブで 中央自動車道調布ICから約2km
駐車場 見学者用駐車場(54台/有料)
問い合わせ 国立天文台 TEL:0422-34-3600
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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