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『銀座の柳』歌碑(銀座柳の碑)

『銀座の柳』歌碑(銀座柳の碑)

東京都港区新橋1丁目、銀座8丁目交差点横、新橋郵便局前に立つのが、『銀座の柳』歌碑(銀座柳の碑)。昭和7年発売された『銀座の柳』(作詞・西條八十、作曲・中山晋平)の歌碑で、四家文子(よつやふみこ)が歌って大ヒットした曲。昭和4年発売のヒット曲『東京行進曲』の続編にあたる歌です。

『銀座柳復活祭』とのタイアップで生まれた大ヒット曲

作詞・西條八十(さいじょうやそ)、作曲・中山晋平という黄金コンビでのヒット曲『東京行進曲』は、「昔恋しい 銀座の柳」という出だし。
対する『銀座の柳』は、「植えてうれしい 銀座の柳」で始まり、銀座に特化した歌。

明治17年頃には銀座の街路樹は柳に統一されていましたが、大正12年の関東大震災で焼失。
その銀座の柳が、『東京行進曲』の大ヒットで、「昔恋しい銀座の柳」と歌われて、再注目。
イチョウが植えられ始めていた銀座に、「銀座の柳」復活への機運が高まり、ついに東京朝日新聞社などの寄贈で、2代目の柳300本ほどが植栽されたのです。

昭和7年2月16日、東京朝日新聞社主催の三越百貨店前で植樹式が行なわれ、3月27日には東京朝日新聞社の講堂で『銀座柳復活祭』を開催。
この『銀座柳復活祭』とのタイアップ曲で、同じ3月27日に発売されたのが、『銀座の柳』。
だから「植えてうれしい 銀座の柳」というわけなのです。
この曲を主題歌に、松竹映画『銀座の柳』(監督・五所平之助、主演・田中絹代)も公開されています。

銀座に特化した歌なので、『東京行進曲』の新宿を歌った部分「シネマ見ましょうか お茶のみましょうか いっそ小田急(おだきゅ)で 逃げましょうか」などは、もちろんありません。

歌碑は、昭和29年4月1日、銀座通連合会が建立という歴史あるもの。

関東大震災後に植栽された柳も、東京大空襲、高度成長期の昭和40年代にほとんど消え、現在の柳は4代目となります。

『銀座の柳』歌碑(銀座柳の碑)
名称 『銀座の柳』歌碑(銀座柳の碑)/『ぎんざのやなぎ』かひ(ぎんざのやなぎのひ)
所在地 東京都中央区銀座4-1
電車・バスで 東京メトロ銀座駅から徒歩すぐ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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