石田寺

東京都日野市石田1丁目にある真言宗の寺が、石田寺（せきでんじ）。愛宕山地蔵院石田寺が正式名で、高幡不動尊金剛寺の末寺。新選組副局長・土方歳三（ひじかたとしぞう）が生まれた旧石田村（いしだむら）にあり、境内には土方歳三の墓があります。日野七福神の福禄寿。

境内には北向観音堂、土方歳三の墓も

寺伝によれば、南北朝時代の康安元年・正平16年（1361年）、吉祥坊慶興が建立したという吉祥坊がルーツで、いったんは廃寺となりますが、天文13年（1544年）の多摩川に大洪水で、普濟寺の方から十一面観音像が石田に流れ着き、廃寺になった堂跡に観音堂を建てて安置し、文録2年（1593年）、慶心が石田寺として再興しています。
寺は多摩川と浅川の合流地点に建ち、上流から観音像が流れてきたのだと推測できます。

洪水で流れてきた十一面観音像は、北向観音堂に安置。
勝負運に強く、病魔退散、子育ての北向観音として有名で、毎年10月17日に『北向観音まつり』が行なわれています。

日野七福神の福禄寿を祀っています（日野七福神めぐり＝真照寺・恵比寿天、石田寺・福禄寿、安養寺・毘沙門天、高幡不動尊金剛寺・弁財天、善生寺・大黒天、延命寺・寿老尊、宗印寺・布袋尊／例年1月1日〜1月7日）。

石田寺
名称	石田寺／せきでんじ
所在地	東京都日野市石田1-1-10
関連HP	日野市観光協会公式ホームページ
電車・バスで	多摩モノレール万願寺駅から徒歩5分
問い合わせ	石田寺 TEL:042-583-6660
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