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慶應義塾三田演説館

慶應義塾三田演説館

東京都港区三田2丁目、慶應義塾大学三田キャンパス内にあるのが、慶應義塾三田演説館。日本最初の演説会堂として明治8年5月1日に完成し、大正13年に現在地に移築。慶應義塾図書館(旧館)とともに慶應義塾大学を象徴する建物で、国の重要文化財に指定されています。

明治8年築、擬洋風建築の建物が現存!

塾祖・福澤諭吉が明治7年6月27日、近代の文明によって国民を啓蒙し、もって開けてゆく時代の指標たるべき人物の養成を目的に、三田演説会を組織。
その慶應義塾で、演説会を行なう会場として明治8年に完成したのが慶應義塾三田演説館です。
外観はなまこ壁といった日本独特の手法が用いられていますが、アメリカから取り寄せられた図面を基に、演説会(スピイチ)用に建てられた擬洋風建築。

その伝統を受け継いで、毎年5月~7月頃・10月~12月頃の2回、日本最初の演説会堂である三田演説館において、三田演説会を開催しています。

ちなみにSpeech(スピイチ)を演説、Debate(ディベイト)を討論と翻訳したのは福沢諭吉で、その意味でも日本の演説、討論のルーツともいえるのが、この慶應義塾三田演説館です。
三田演説会は現在の辯論部日吉会(明治41年結成)で、明治23年創立の明治大学雄辯部(三木武夫はOB)、明治34年創立の中央大学辞達学会、明治35年創立の早稲田大学雄弁会(石橋湛山、竹下登、海部俊樹、小渕恵三、森喜朗はOB)、明治38年第1回雄弁会実施の法政大学弁論部とともに、多くの政治家などを輩出してきました。

慶應義塾三田演説館
名称 慶應義塾三田演説館/けいおうぎじゅくみたえんぜつかん
所在地 東京都港区三田2-15-45
関連HP 慶應義塾大学公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄三田駅・JR田町駅から徒歩10分、都営地下鉄赤羽橋駅から徒歩15分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 慶應義塾総務部総務担当 TEL:03-5427-1517
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

慶應義塾図書館(旧館)

東京都港区三田2丁目、慶應義塾大学三田キャンパス内にあるのが、慶應義塾図書館(旧館)。創立50周年記念として明治45年5月18日に完成した慶應義塾図書館は、赤レンガを主体とした重厚壮麗なイギリス風ゴジック建築で、慶應義塾のシンボル的な存在。

福沢諭吉像

東京都港区三田2丁目、慶應義塾大学三田キャンパス内にあるのが、福沢諭吉像。慶應義塾図書館(旧館)とともに慶應義塾のシンボル的存在で、三田演説館前に置かれた像は、昭和29年、福澤先生銅像建設会の寄贈で、柴田佳石制作の胸像。合格祈願スポットとし

慶應義塾発祥の地記念碑

東京都中央区明石町、居留地中央通りと聖ルカ通りの交差点、聖路加国際病院南西側に立つのが、慶應義塾発祥の地記念碑。幕末に、この地(築地鉄砲洲)に福沢諭吉出身の中津藩中屋敷があり、中屋敷内の蘭学塾の教師に就任したことが、慶應義塾のルーツというこ

 

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