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新宿末廣亭

新宿末廣亭

東京都新宿区新宿3丁目にある寄席(よせ)が、新宿末廣亭(しんじゅくすえひろてい)。江戸以来の寄席の伝統を重んじ、その雰囲気を現代にとどめる貴重な落語色物定席(らくごいろものじょうせき)。都内に4ヶ所ある落語定席のひとつで、新宿末廣亭は、落語協会、落語芸術協会の定席です。

落語芸術協会と落語協会のふたつの協会が交互に出演

明治30年、堀江亭として創業した歴史ある寄席で、明治43年、名古屋の浪曲師の末広亭清風が買い取って末廣亭という浪曲席に。
大正10年3月26日の新宿大火で類焼し、現在地に移転しています。
昭和7年、日本芸術協会の発足に伴い落語定席に。

太平洋戦争の空襲で焼失し、昭和21年3月に再建、昭和26年から新宿末廣亭として営業しています。
昭和36年、『お笑い演芸館』でテレビ中継が始まり、『日曜演芸会』、『末廣演芸会』として昭和56年までテレビ朝日系列でテレビ放送もありました。

現在は、昼席、夜席があり(昼夜入替)、各席十数組のうち、3分の2ほどが落語、あとは漫才、奇術、曲芸、俗曲など様々な色物(落語以外の芸)となっています。
10日毎に出演者を替えて興行し、月の1日~10日を上席(かみせき)、11日~20日を中席(なかせき)、21日~30日を 下席(しもせき)と称しています。
上席、中席、下席の各10日間を、落語芸術協会と落語協会のふたつの協会が交互に出演(落語芸術協会は奇数月の上席と下席、偶数月の中席の出演となり、 落語協会は偶数月の上席と下席、奇数月の中席の出演)。

正月興行や『余一会』(12月を除く31日と12月29日に開催)などの特別興行も実施。

席は、椅子席のほかに桟敷席(さじきせき)があり、全席が自由席(一部の特別興行を除き、10名未満での日付け指定の前売券は発売されていません)。
場内での食事(菓子類含む)、飲酒は禁止ですが、ソフトドリンクのみOKです。

都内の落語定席は、新宿末廣亭のほか、上野・鈴本演芸場、浅草演芸ホール、池袋演芸場の4ヶ所です。

新宿末廣亭
名称 新宿末廣亭/しんじゅくすえひろてい
所在地 東京都新宿区新宿3-6-12
関連HP 新宿末廣亭公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄新宿三丁目駅から徒歩すぐ
駐車場 周辺の有駐車場を利用
問い合わせ 新宿末廣亭 TEL:03-3351-2974
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鈴本演芸場

東京都台東区上野2丁目、不忍池近くの上野鈴本ビルにある寄席の定席が、鈴本演芸場(すずもとえんげいじょう)。東京都内にある落語定席4ヶ所のひとつで、落語を中心に色物芸も多数上演。他の定席と異なるのは、例外を除いて落語協会所属の芸人しか出演しな

浅草演芸ホール

東京都台東区浅草1丁目、通称「公園六区」にある寄席(よせ)が、浅草演芸ホール。都内に4軒ある落語定席の一つで、落語を中心に、漫才、手品などの色物芸が上演され、芸能の町・浅草を今に伝える貴重な施設になっています。萩本欽一やビートたけしなどを輩

 

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