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増上寺・安国殿

増上寺・安国殿

東京都港区芝公園4丁目、増上寺の大殿(だいでん)の北にある堂が、安国殿。本尊は、恵心僧都(えしんそうず)の作と伝えられる秘仏・黒本尊で、徳川家康が深く尊崇した念持仏で、そのご加護により度重なる災難を除け、戦の勝利を得たという御利益大なる阿弥陀如来像です。

徳川家康が陣中にも祀った念持仏が本尊の黒本尊

安国殿の本尊・黒本尊は、徳川家康出陣の際は、戦勝を祈願し、しかもともに戦場に赴いたと伝えられる阿弥陀如来像。

黒本尊というものの、もともとは金色に輝く阿弥陀如来像で、長年の香煙で黒ずんでしまっていたことから、家康が黒本尊と名付けたと伝えられています。

もともとは、東京大空襲で焼失した大殿の代わりに仮本堂としていた建物を、昭和49年、新大殿完成ので北側に移し、安国殿としたのが始まり。
老朽化のため、平成23年、法然上人八百年御忌を記念し、現在の建物に建て替えられています。

秘仏・黒本尊は、江戸の昔から勝運・厄除けの仏様として尊崇され、今も安国殿は増上寺の祈願所となっているのです。
増上寺参詣では、大殿だけで帰るのではなく、ぜひ安国殿に参詣を。

黒本尊は秘仏のため、前立本尊として阿弥陀如来立像、脇陣には家康公肖像画、徳川家歴代並びに一門の位牌、そして皇女和宮の等身大像が配されています。

本尊の黒本尊は、正五九(1月15日、5月15日、9月15日)の10:00~16:00に御開帳され、14:00〜『勝運黒本尊祈願会』が執り行なわれています。

増上寺・安国殿
名称 増上寺・安国殿/ぞうじょうじ・あんこくでん
所在地 東京都港区芝公園4-7-35
関連HP 増上寺公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄三田線御成門駅から徒歩3分
ドライブで 首都高速芝公園ランプから約500m
駐車場 10台/無料、または、東京タワーパーキングセンター・地下(200台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 増上寺 TEL:03-3432-1431
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

増上寺

徳川将軍家の菩提寺として有名。寺としての歴史は古く、その創建は1393(明徳4)年まで遡ります。徳川家康の菩提寺として芝に移されてからは、東国随一の浄土宗寺院として繁栄を続けてきましたた。東京大空襲の戦火でほとんどの建物を焼失してしまいまし

 

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