サイトアイコン ニッポン旅マガジン

白丸魚道

白丸魚道

東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川の鳩ノ巣渓谷上流部にある東京都交通局の発電専用ダムが、白丸ダム(しろまるだむ/正式名は白丸調整池ダム)。ダムの完成で、魚が遡上できなくなることを解消するために設けられた魚専用の遡上ルートが白丸魚道です。

白丸ダムに築かれた日本最大級の魚道

白丸ダム堰体内部の魚道

昭和38年2月23日に運転開始の白丸ダム(白丸調整池ダム)は、堤高30.3m、堤頂長61mで重力式コンクリートダム。
完成によって、多摩川の川床には、下流側の鳩ノ巣渓谷と上流の白丸湖に30mのギャップ(段差)が生まれることとなり、生息する魚の遡上が妨げられることに。

そのため、平成14年にダムの下流側とダム堰堤基部に全長331.8m、落差27mの階段状になった魚道を設けたもの。
魚道途中には魚が休むことのできる場所も用意され、何度か休みながら上流を目指せる仕組みに。
実際に魚道を通過したことが確認される魚は、ウグイ、ヤマメ、イワナなど。

土・日曜、祝日と夏休み中にはダム堰堤内部(白丸魚道)の見学が可能で、螺旋階段で下って魚道を間近に眺めることができます。

下流側に設けられた遡上口となる魚道
白丸魚道
名称 白丸魚道/しろまるぎょどう
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町白丸
関連HP 奥多摩町公式ホームページ
電車・バスで JR鳩ノ巣駅から徒歩10分、JR白丸駅から徒歩約12分
ドライブで 圏央道青梅ICから約22km、日の出ICから約23km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 奥多摩町観光案内所 TEL:0428-83-2152/FAX:0428-83-2789
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

白丸ダム(白丸湖)

東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川の鳩ノ巣渓谷上流部にある東京都交通局の発電専用ダムが、白丸ダム(しろまるだむ/正式名は白丸調整池ダム)。ダム湖が白丸湖(白丸調整池)で、4月~11月の土・日曜、祝日(夏休み期間は毎日)ならダム堰堤内部を見学

数馬峡(数馬峡遊歩道)

東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川に築かれた東京都交通局の白丸ダム(白丸調整池ダム)の上流部が数馬峡(かずまきょう)。JR青梅線白丸駅側から峡谷にかかる数馬峡橋を渡った右岸(上流から見て)には、大多摩ウォーキングトレイルの一部でもある数馬峡

数馬の切通し

東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川が数馬峡と呼ばれる白丸ダム(しろまるだむ)の上流、国道411号が白丸トンネルで抜けるトンネル上部にある大正時代までの旧青梅街道の切通しが、数馬の切通し。元禄16年(1703年)から3年を費やし、苦労の末に開

数馬隧道

東京都西多摩郡奥多摩町白丸、多摩川が数馬峡と呼ばれる白丸ダム(しろまるだむ)の上流、国道411号が白丸トンネルで抜けるトンネルの南、多摩川沿いの旧道にあるのが、数馬隧道。大正12年、馬車道として開削された素掘りのトンネルで、トンネルの完成で

鳩ノ巣渓谷遊歩道

東京都西多摩郡奥多摩町、多摩川上流部屈指の渓谷美を誇る鳩ノ巣渓谷。JR青梅線・鳩ノ巣駅の南側に位置するので駅からハイキングにも最適の地。奥多摩駅とを結ぶ大多摩ウォーキングトレイルの一部となる鳩ノ巣渓谷遊歩道も整備され、気軽に探勝することがで

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了