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皇居正門石橋(眼鏡橋)

皇居正門石橋(眼鏡橋)

東京都千代田区千代田、皇居正門の前、二重橋濠(湟池)に架かる橋が、皇居正門石橋(眼鏡橋)。皇居外苑(皇居前広場)から見て手前側のアーチ石橋で、二重橋と誤解されていますが、実は二重橋は奥にある皇居正門鉄橋のこと。全長35.3m、幅員12.8mで花崗岩の眼鏡橋です。

二重橋と誤解されることの多い花崗岩製の眼鏡橋

奥側の鉄橋が二重橋で、右奥は伏見櫓

寛永元年(1624年)架橋の西の丸大手橋(木橋)がルーツで、明治20年12月8日、花崗岩でできたアーチ橋に架け替えられています。
これが現存する皇居正門石橋ですが、奥側の二重橋(皇居正門鉄橋)が江戸時代の木橋時代に、二重構造だったのが二重橋という名の由来で、皇居前広場から橋が二重に見えるというのは誤った解釈です。

かつて皇居正門石橋にあった飾電燈(明治26年、皇居造営事務局の技手・久米民之助の設計、東京電燈会社が建設)は、博物館明治村(愛知県犬山市)に移設され、国の登録有形文化財として保存されています。
現在の飾電燈は、昭和61年に鋳型を取って同型で鋳造し直されたものです。

新年の一般参賀や、外国賓客の皇居訪問等宮中の公式行事に利用されており、通常時は通行不可。
祝日を除く火曜〜土曜の、午前と午後各1回ずつ実施される、皇居一般参観に参加すれば「二重橋」以外にも皇居内の富士見櫓や宮殿の外観などを参観することができます。
皇居の参観は、皇居外苑(皇居前広場)から皇居正門石橋(眼鏡橋)を渡って正門へ、さらに二重橋(皇居正門鉄橋)を通って長和殿のある宮殿東へと到達します。

二重橋(皇居正門鉄橋)から眺めた皇居正門石橋(眼鏡橋)と皇居前広場
皇居正門石橋(眼鏡橋)
名称 皇居正門石橋(眼鏡橋)/こうきょせいもんいしばし(めがねばし)
所在地 東京都千代田区皇居外苑1-1
関連HP 宮内庁公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ桜田門駅から徒歩2分、東京メトロ日比谷駅から徒歩3分、東京メトロ二重橋前駅から徒歩3分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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