東京都千代田区丸の内1丁目・2丁目、東京駅丸ノ内本屋(東京駅中央口交差点)と皇居外苑(内堀通り)を結ぶ道路が、行幸通り(みゆきどおり、ぎょうこうどおり)。正式名は東京都道404号(皇居前東京停車場線)で、全長400m、幅員73m(車道31m、歩道12m、中央帯30m)となっています。
東京駅と皇居前広場を結ぶ道路は、東京散歩にも絶好
帝都復興院の関東大震災後の震災復興再開発事業では隅田川に震災復興橋梁として永代橋、清洲橋、両国橋、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、言問橋の9橋が架橋、さらに復興公園として三大公園(隅田公園、浜町公園、錦糸公園)が設置されていますが、震災復興道路(昭和通り、靖国通り、永代通り、晴海通り、八重洲通りなど幅員22m以上の「幹線街路」52本、東京市の事業として幅員11m〜22mの「補助線街路」122本)の建設も行なわれています。
震災復興再開発事業の一環として整備されたのが、行幸通りで、大正15年7月に完成。
道路中央の石畳の両側には、東京都の都木でもあるイチョウが植栽され(平成22年にイチョウ並木を復元)、新緑、紅葉の名所にもなっています。
平成19年、地下に「東京都市計画道路特殊街路千代田歩行者専用道第5号線」(行幸地下通路)が完成。
さらに平成29年には駅前広場(中央広場、交通広場)が完成し、皇居〜行幸通り〜丸の内駅舎を結ぶ景観軸を形成していますが、東京の新しい顔として土木学会デザイン賞(最優秀賞)を受賞。
ちなみに中央帯(幅員30m)は、皇室行事と外国大使の信任状捧呈式の馬車列が東京駅から皇居に向かうときのみ道路として利用されています。
例年12月下旬には東京駅丸の内中央広場、行幸通りを会場にイルミネーションイベント『東京ミチテラス』が行なわれています。
東京駅丸の内中央口を背にして左側には「丸の内ビルディング」、右側には「新丸の内ビルディング」が建ち、夜はライトアップされた東京駅丸ノ内本屋が見事です。
丸の内ビルディングと新丸の内ビルディングを結ぶ地下通路にあるのが「行幸地下ギャラリー」。
通路の両脇には220mものガラスショーケースが設けられ、さまざまな美術作品が展示されています。
行幸通り | |
名称 | 行幸通り/みゆきどおり・ぎょうこうどおり |
所在地 | 東京都千代田区皇居外苑〜丸の内 |
関連HP | 千代田区観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR東京駅からすぐ |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
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