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第六天榊神社

第六天榊神社

東京都台東区蔵前に鎮座する古社が、第六天榊神社(だいろくてんさかきじんじゃ)。正式名は榊神社で、社伝によれば、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に創建したとされ、第六天神の「総本宮」とも(香取市の山倉大神が総本社ともいわれています)。東京下町八社福参りの一社です。

神仏習合時代には第六天魔王・他化自在天を祀った社

往時には鳥越にありましたが、享保4年(1719年)に柳橋に、そして関東大震災後の昭和3年に現社地に遷座しています。
江戸時代には幕府最大の米蔵・浅草御蔵(あさくさおくら/現・柳橋2丁目〜蔵前3丁目)の鎮守社にもなっていました。

第六天神社は、神仏習合の時代に第六天魔王・他化自在天(たけじざいてん)を祀る関東周辺に多い神社ですが、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈で、改称あるいは合祀を余儀なくされ、今では数少なくなっています。
第六天榊神社も神仏分離で榊神社が正式名になっていますが、第六天榊神社と通称されています。

仏教の六道(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界)のひとつ、天上界で、いまだ欲望に捉われる6つの天界が六欲天(ろくよくてん)で、他化自在天、化楽天(けらくてん)、兜率天(とそつてん)、夜摩天(やまてん)、忉利天(とうりてん)、そして四大王衆天(しだいおうしゅてん)。
その六欲天の最高位にあるのが、第六天魔王・他化自在天で、下から第六位ということで、第六天と称されています。

関東に多く、関西にないのは、俗に織田信長が第六天魔王を信奉し、自ら「第六天魔王」名乗っていたため、豊臣秀吉が第六天の神威を恐れて西日本で廃絶したためともいわれていますが定かではありません。

第六天榊神社
名称 第六天榊神社/だいろくてんさかきじんじゃ
所在地 東京都台東区蔵前1-4-3
電車・バスで JR・都営地下鉄浅草橋駅、都営地下鉄蔵前駅から徒歩5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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