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東京から時間的にもっとも遠い県庁所在地はどこ!? 答えはちょっと意外な地

山口

全国47都道府県の知事が東京にある自治省(現・総務省)に集合する時、もっとも時間がかかる知事は何県だろうという話がありました。実は平成6年9月4日に関西国際空港が開港するまでは、和歌山県知事でした。TDLまでもっとも時間がかかる県庁所在地と考えれば、少し切実な問題にもなってきます。

距離的には那覇市が最遠ですが、時間的には山口県山口市

山陽新幹線・新山口駅

関西国際空港開港以前、和歌山県庁に最も近い空港は南紀白浜空港で、それでも車で1時間以上、電車でも特急「くろしお」で1時間30分もかかるという、東京にもっとも遠い県庁所在地で、同様に東京ディズニーリゾートにも時間のかかる都市でした。

距離的には沖縄県庁のある那覇市がもっとも遠い場所ですが、飛行機の移動時間(2時間45分)はかかりますが、那覇空港国内線ターミナルと県庁は案外近いので(国内線ターミナル〜那覇バスターミナルは所要7分)、トータルでも3時間ほどということになります。
九州各県も計算しましたが、長崎空港を含め、意外に県庁までのアクセスは良好です。

九州新幹線が延伸したこと、北陸新幹線の敦賀開業も大勢には影響はなく、目下、東京から時間的にもっとも遠い県庁所在地は、「西の京」といわれ、中世に大内文化が花開いた山口県山口市です。
東京駅〜新山口駅は、東海道・山陽新幹線「のぞみ」で4時間21分。
さらに新山口駅〜山口県庁(山口市街地)は、防長交通バスで最速でも40分はかかるので、乗り換えを含めれば5時間以上は必要です。

山口県は山口宇部空港があり、羽田から1時間30分ほどのフライトで到着しますが、山口宇部空港〜山口県庁(山口市街地)への移動手段がなく、山口宇部空港からまずは新山口駅へ30分かけて移動し、さらに防長交通バスに乗り換えとなるので、待ち時間などを含めると4時間以上(乗換案内サイトなどで時間計算)を要することになります。
羽田から福岡空港に飛び、博多から新山口まで新幹線を使う荒技でも同様で、「遠いなあ」という感じ。

「西の京」山口市への観光客が、関西圏など西日本が大半というのもこうした時間的な遠さがネックになっています。
逆に山口市の人が東京ディズニーリゾートに来る際には、早起きしても到着は昼過ぎということになるので、夜行高速バス「萩エクスプレス」(防長交通)を利用する人もいることに。

東京から時間的にもっとも遠い県庁所在地はどこ!? 答えはちょっと意外な地
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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