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鳥取県の「二十世紀梨」が導入120周年! 今が旬!

二十世紀梨

鳥取県は、全国1位の生産量を誇る「二十世紀梨」の名産地。2024年8月20日(火)に鳥取県湯 梨浜町にて今年の露地栽培の二十世紀梨の出来栄えを確認する査定会が開かれ、今年は出来栄えがいいことも確認されています。2024年は二十世紀梨導入120周年の年、8月26日(月)から出荷も始まっています。

2024年はできの良い「二十世紀梨」が出荷されている!

二十世紀梨は、1888年(明治21年)、千葉県葛飾郡大橋村(現・千葉県松戸市)で高等小学校2年(13歳)の松戸覚之助(まつどかくのすけ)が、分家の石井佐平の家のゴミ捨て場に芽を出す苗を偶然発見し、自宅に植栽。
10年後の1898年(明治31年)にようやく結実し、当初は「新太白」と命名していましたが、後に「二十世紀梨」となって普及していきます(原木は松戸空襲の傷がもとで枯死)。

1904年(明治37年)、北脇永治によって10本の苗木が鳥取県に導入され、鳥取県内の各地に広がり、松葉ガニの「蟹取県」とともに「梨取県」としての代表的なブランドに成長したのです。
二十世紀梨の花は、1954年、鳥取県の県花にも選定。

現在栽培されている二十世紀梨の祖先に当たる親木は「とっとり出合いの森」(鳥取市桂見)で今も秋になると立派に実を成らしています。
二十世紀梨のハウス栽培の8月上旬~8月中旬に出荷、そして露地ものは、8月下旬〜9月中旬に出荷されます。

「二十世紀梨は熟度が進むと、果色が黄緑色から黄色になります。シャキシャキとした食感が好きな人は黄緑色のもの、甘さ重視の場合は黄色のものを選びましょう」と鳥取県農林水産部はアドバイスします。

スーパーなどでの見分け方は、梨の外観が全体的に緑黄色になり、緑色の中に黄色い模様が散在して見える「トラ熟れ梨」は糖度が高くおいしいとされ、軸が細くて肩と尻の張った扁平なものにおいしい梨が多いとのこと。
「おいしい梨は皮をむいた時にべとべとした感じがあり、これは熟度も進み、甘味がのった証拠です」(鳥取県農林水産部)。

「今年は春の開花後の気候も気温が高く、また梅雨時期に雨がまとまって降ったことから生育の好条件が揃い、平均以上の糖度且つ、大玉傾向の仕上がり」、「傷や変形がない果実の美しさを計る等級においても最高位の赤秀の割合が過去最高を記録」ということなので、120周年を記念して、八百屋、スーパーで見かけたら、ぜひ鳥取産二十世紀梨の購入を。

取材・画像協力/鳥取県

鳥取県の「二十世紀梨」が導入120周年! 今が旬!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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