徳島県三好市東祖谷菅生、四国第二の高峰、剣山の山頂近くに湧く霊水が、剣山御神水(つるぎさんおしきみず)。病気を治す若返りの水といわれ、環境省の名水百選(昭和の名水百選)にも選定されています。祖谷川の源流にもなっていて、登山者ののどを潤し、汲んで帰る人も多数。
大剣神社の御神体・御塔石の下から湧き出す霊水
剣山(1955m)山頂付近の高さ50mの御塔石(おとうせき)の下から湧出する霊水で、平家落人伝説では壇ノ浦の戦いから逃れた幼帝・安徳天皇(満6歳4か月)と平家一門は、平家再興を劔神社に祈願し、この御神水で清めた天皇の髪を奉納したと伝えられています(史実では壇ノ浦の戦いで入水し、崩御)。
水の湧き出す御塔石は、大剣神社(劔神社本社)の御神体で、一帯が石灰岩地帯であるため、カルシウムなどのミネラル分を多く含んでいます。
名水には軟水が多いのですが、剣山御神水も硬度50.2mg/lで軟水。
pHは6.8で中性です。
剣山顕彰会などによってその環境が保全されています。
剣山御神水 | |
名称 | 剣山御神水/つるぎさんおしきみず |
所在地 | 徳島県三好市東祖谷菅生 |
ドライブで | 徳島自動車道美馬ICから約38kmで見ノ越、見ノ越から剣山リフトで15分、西島下車、徒歩40分で山頂 |
駐車場 | 見の越第1・第2駐車場(400台/無料) |
問い合わせ | 三好市産業観光部商工観光課 TEL:0883-72-7620 |
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