2024年11月3日(日・祝)~12月25日(水)18:00~21:00、福井県敦賀市の敦賀港に面した金ヶ崎緑地一帯で、敦賀港イルミネーション「ミライエ」を開催。金ヶ崎緑地一帯をイルミネーションで彩る、北陸最大級のイルミネーションイベントです。11月は金・土・日曜、祝日と11月14日(木)のみの開催です。
「鉄道と港のまち敦賀」をテーマにしたイルミネーション
敦賀港イルミネーション「ミライエ」は、家庭から回収した廃食油から精製したバイオディーゼル燃料を使用してLEDを点灯する、環境にやさしいイベント。
見学者にも公共交通機関を利用し、二酸化炭素の排出量削減を呼びかけ、敦賀駅前の駐車場に車を入れて、シャトルバス、タクシーなどでアクセスする仕組み(シャトルバス運行日は12月の土日の一部などに限定されています)。
敦賀市は、「鉄道と港のまち敦賀」が観光のテーマですが、冬季は入込客が減少するのが課題でした。
そこで、北陸新幹線敦賀開業に向けたまちづくりの機運上昇を目的に、2014年から始まったLED電球50万個超の北陸最大級のイルミネーション事業が、敦賀港イルミネーション「ミライエ」です。
現在では65万球でライトアップされています。
明治34年にシベリア鉄道のウラジオストク〜ペテルブルグ間が開通。
明治35年に敦賀港〜ウラジオストック港間の定期航路が大家汽船によって開設され、明治43年4月1日には 日満連絡運輸、明治44年3月1日からは 日満露連絡運輸(日満欧亜連絡)が開始され、明治45年からは 新橋駅〜敦賀駅間に直通急行列車が運転されるようになったのです。
直通急行列車、つまりは欧亜国際連絡列車(ポートトレイン)の運転により、「東京〜ベルリン」という1枚きっぷが発券され、大河ドラマ『いだてん』の主人公・金栗四三も、ストックホルムオリンピックに出場するため、この列車を利用しています。
その時代、敦賀港は、まさに欧州への玄関口だったのです。
「鉄道と港のまち敦賀」という観光テーマと65万球によるライトアップの背景には、そうした欧亜国際連絡列車の歴史をも秘めているのです。
2024年は新幹線開通後、初の開催となります。
11月は金・土・日曜と11月14日(木)=「世界糖尿病デー」(特別開催日)の点灯で、12月は毎日点灯となります。
敦賀港イルミネーション「ミライエ」|2024 | |
開催日時 | 2024年11月3日(日・祝)~12月25日(水)18:00~21:00/ただし、11月は金・土・日曜、祝日と11月14日(木)のみの開催 |
所在地 | 福井県敦賀市金ケ埼町44 |
場所 | 金ヶ崎緑地一帯 |
関連HP | 敦賀港イルミネーション「ミライエ」公式ホームページ |
電車・バスで | JR敦賀駅からぐるっと敦賀周遊バス観光ルートで8分、金崎宮下車徒歩5分 |
ドライブで | 北陸自動車道敦賀ICから約3km |
駐車場 | 敦賀駅前駐車場を利用 |
問い合わせ | 「敦賀・鉄道と港」まちづくり実行委員会 TEL:090-3290-4112 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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