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旧加茂川の土蔵群

旧加茂川の土蔵群

鳥取県米子市、米子の中心街を流れる旧加茂川は、藩政時代の米子城(よなごじょう)の外堀。中海に入ってきた北前船の廻船と商家の蔵との間を行き来する小舟で賑わった場所です。川沿いには今も城下町の面影を残す家並みが残り、川面に影を落とす白壁なまこ壁の土蔵や連子窓が、情緒のある景観を創出。

北前船で賑わった歴史を伝える土蔵群

天神町1丁目の旧加茂川左岸には遊歩道も整備され散策に絶好で、中ノ棚橋から天神橋の間は桜の名所にもなっています。
加茂川・中海遊覧船もここから出航。

昭和の初めまで炊事にも使われたというきれいな水の流れた旧賀茂川は、その美しさを取り戻す運動を展開中。
土蔵群は尾高町から灘町にかけて。
京橋のたもとに建つ「後藤家住宅」は、江戸時代に藩米を扱った廻船問屋の邸宅で国の重要文化財(非公開)。

旧加茂川周辺には26体もの地蔵尊が祀られていますが、地蔵信仰で、身内に不幸があった際、亡くなった人の霊を守ってもらうため地蔵を巡り7日ごとに南無阿弥陀仏と記された白い札を貼り、「満中陰」となる49日目に止めの赤札を貼る「札打ち」という珍しい風習が残されています。
そのため白い札の付いた地蔵も多いのが特徴。
日本遺産「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」の構成資産にもなっています。

旧加茂川の土蔵群
名称 旧加茂川の土蔵群/きゅうかもがわのどぞうぐん
所在地 鳥取県米子市尾高町
電車・バスで JR米子駅から市営循環バスで5分、歴史館前下車
ドライブで 山陰自動車道米子南ICから約3.5km
駐車場 米子市役所駐車場(250台/有料)
問い合わせ 米子市観光案内所 TEL:0859-22-6317
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

米子城

中海に臨む標高90.5mの湊山に築かれた近世の名城で、国の史跡に指定されています。戦国時代末期の1591(天正19)年に吉川広家(きっかわひろいえ)が月山の富田城から城を米子に移し四重櫓を建設したのが始まり。すでに中世的な山城は軍事的にも不

加茂川・中海遊覧船

6人乗りの小型船に乗船しライフジャケットを着用して・旧加茂川・米子観光ができる遊覧船。出発地点は旧加茂川沿いの白壁土蔵、坂口家土蔵前から。古い下町の町並みを眺めながら川を下って中海(なかうみ)に出るコース。弓ヶ浜半島と島根半島に囲まれている

 

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