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御机の茅葺小屋

大山寺へと通じる古道のひとつ、横手道途中にある大山を仰ぐ絶景の地が御机(みつくえ)。一般にはさほど有名ではありませんが、大山南壁を被写体にするカメラマンや、スケッチをする人には人気のスポットになています。それは手前に茅葺小屋があるから。それで「御机の茅葺小屋」と通称されているのです。

大山南壁を真南から見上げる絶景スポット

紅葉が有名ですが、実は新緑もこんなにステキ!

もとはといえば、御机集落の一画に建つ茅葺き屋根の小屋が地元カメラマンの目にとまったのが始まり。今では奥大山・江府町(こうふちょう)屈指の撮影スポットになっています。
位置的にはちょうど大山南壁を真南から見上げるロケーション。鍵掛峠からの尾根筋もアクセントを添えています。

茅葺小屋は最近まで農機具庫として使われていたもの。現役を退いていますが、葺き替えが必要なため、地元の人たちが中心となって茅(カヤ=イネ科の植物チガヤ・ススキなどの総称)を集めて、葺き替え、農村景観を守っています。

紅葉の見頃は、例年、10月下旬~11月上旬。
「紅葉が有名だけど、新緑もいい」とは、地元の人の感想です。

大山寺へと続く古道・横手道は御机から鍵掛峠へと登ります。地元有志が奥大山古道保存協議会を結成し、古道を再整備しています。

大山古道
美作、備前、備中、備後、出雲、因幡の各方面から大山寺へと通じる参詣の道。横手道、尾高道、坊領道、川床道、溝口道の5ルートがありました。古道の大山寺側入口には、大山寺境内の入口を守護する山王が祀られています。木ノ目山王(横手道)、岩ノ目山王(尾高道)、剱ノ目山王(坊領道)、動ノ目山王(川床道)で、横手道の出入りを守護する木ノ目山王は、木ノ目地蔵とも呼ばれ、山陽方面から来る人々を見守っていました。横手道は大山寺から溝口分れ(桝水分れの道標)を経て桝水高原(高原の名の由来となった真清水が湧いています)、さらには小柳分れまでの約3.5kmは「小鳥の道」として整備され、散策することができます。さらに鍵掛峠から御机までの道が奥大山古道保存協議会の手で整備が進み、往時を偲んで歩くことができるようになりました。
御机から大山南壁
御机の茅葺小屋
名称 御机の茅葺小屋/みつくえのかやぶきごや
所在地 鳥取県日野郡江府町御机
関連HP 江府町公式ホームページ
ドライブで 米子自動車道江府ICから約12km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 奥大山まちづくり推進課 TEL:0859-75-3222
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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