神奈川県の巨大古墳は、第1位の観音松古墳(横浜市)が失われるなど上位のいくつかは消滅、改変されており、形状を留めるものとしては、逗子の長柄桜山古墳群にある第1号墳、第2号墳がトップ2で、海老名市の瓢箪塚古墳(ひさごづかこふん)がそれに続きます。厚木市の愛甲大塚古墳は改変されているので、除外しました。
長柄桜山古墳群・第1号墳
所在地:神奈川県逗子市桜山7丁目・三浦郡葉山町長柄芳ヶ久保
墳丘長:91.3m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀後半頃(古墳時代前期後葉)
史跡指定:国の史跡
被葬者:ヤマト王権と密接な関係を有し、しかも房総半島への海上交通を掌握した首長
長柄桜山古墳群・第2号墳
所在地:神奈川県逗子市桜山8丁目・三浦郡葉山町長柄下小路
墳丘長:88m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀後半頃(古墳時代前期後葉)
史跡指定:国の史跡
被葬者:ヤマト王権と密接な関係を有し、しかも房総半島への海上交通を掌握した首長
瓢箪塚古墳
所在地:神奈川県海老名市国分南3-1055
墳丘長:墳丘長80m(前方後円墳)/前方部前端が失われているため、推定値
築造の年代:4世紀末〜5世紀初頭(古墳時代中期初頭)
史跡指定:海老名市の史跡
被葬者:相模国造(さがむのくにのみやつこ)とも
注/神奈川県内で消滅した巨大古墳としては、観音松古墳(墳丘長90m~100m/実質1位)/横浜市港北区、白山古墳(墳丘長87m/実質4位)/川崎市幸区、大きく改変されているものでは厚木市(伊勢原市境)の愛甲大塚古墳(80m~90m/実質5位=後円部分の一部、南北30mのみ現存)があります。
神奈川県三大古墳とは!? | |
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