千葉県三大古墳とは!?

千葉県三大古墳とは!?

文化庁の調査では、千葉県の古墳・横穴墓の数は、現存と消滅を合算して1万2765基を数え(平成28年度)、全国4位、東日本ではケタ違いの1位です。東京湾の海上交通を掌握し、ヤマト王権とも密接な関係を有した首長が、地元の石材などを使って、千葉県三大古墳など巨大な前方後円墳を築いています。

内裏塚古墳

所在地:千葉県富津市二間塚東内裏塚
墳丘長:144m
築造の年代:5世紀半ば(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:須恵国造(すえのくにのみやつこ)につながる首長墓

内裏塚古墳

千葉県富津市にある墳丘長144mの前方後円墳で千葉県最大の古墳。関東地方でも第8位、千葉県内や房総半島、東京湾周辺では最大規模を誇る巨大古墳となっています。前方後円墳11基、方墳7基、円墳29基が確認されている内裏塚古墳群の中心的な墳墓です

姉崎天神山古墳

所在地:千葉県市原市姉崎2489
墳丘長:130m
築造の年代4世紀後半頃(古墳時代前期)
史跡指定:千葉県の史跡
被葬者上海上国造(かみつうなかみのくにみやつこ)の首長墓

姉崎二子塚古墳

姉崎天神山古墳

千葉県市原市姉崎にある前方後円墳が、姉崎天神山古墳。養老川下流域南岸に築かれた姉崎古墳群で最大の古墳で、墳丘長130mは、千葉県内では内裏塚古墳(だいりづかこふん/富津市/墳丘長144m)に次ぐ巨大な古墳ということに。後円部の頂に菅原神社が

三条塚古墳

所在地:千葉県富津市下飯野
墳丘長:122m
築造の年代:6世紀末(古墳時代後期)
史跡指定:富津市の史跡
被葬者:須恵国造(すえのくにのみやつこ)の墳墓とも

三条塚古墳

千葉県富津市にある墳丘長122mという巨大な前方後円墳。内裏塚古墳群(だいりづかこふんぐん)のなかで、内裏塚古墳に次ぐ大きな古墳で、周囲に二重の周濠を巡らせ、周濠部を含めた全長は193mにも達します。江戸時代には三条塚古墳を取り込むように飯

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