黒部川扇状地の末端、富山県黒部市生地地区は、町中至る所で湧き水があり、公共の湧水施設だけで18ヶ所もあります。そんな生地で毎分500ℓ、2番目に湧出量が多い清水が四十物町の弘法の清水。弘法の清水という名前は生地地区内にも数あるので間違いやすいのですが、岩瀬家の清水(皇國晴酒造)の横にあるのでそれを目印に。
四十物町の四十物とは、羅臼昆布のこと!?
生地の代表的な「共同洗い場」のひとつですが、実は地元でもここの水は格段に旨いと定評があります。
ちなみに、有名な北海道知床の羅臼昆布の漁師は、現在の富山県黒部市生地からの移住の人達によって始まった歴史があります。
初代の羅臼漁協の組合長も生地出身の四十物武助さんでした。
四十物(あいもの)とは40種類あるという干物のことで、北前船の寄港で生まれた言葉(回船問屋が「四十物屋」の屋号を名乗ったため、北前船のルート上に四十物姓が分布しています)。
生地にある「四十物昆布」は、日本国内でもっとも羅臼昆布に精通する四十物直之(あいものなおゆき)さんの店。
時間があれば、ぜひ寄り道を。
ちなみに生地地区の湧水は、「黒部川扇状地湧水群」として環境省の名水百選に選定されています。
名称 | 弘法の清水(四十物町)/こうぼうのしょうず(あいものちょう) |
所在地 | 富山県黒部市生地 |
関連HP | 黒部市公式ホームページ |
電車・バスで | あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩30分 |
ドライブで | 北陸自動車道黒部ICから約6km |
駐車場 | 魚の駅生地(100台)を利用 |
問い合わせ | 黒部市商工観光課 TEL:0765-54-2111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag